「てらだ屋」の激安どんぶりをおススメする3つの理由

新宿ランチ

米がたくさん採れる日本で生まれた丼料理。

だがその普及度とは裏腹に丼料理の歴史は意外と浅い。

最初の丼料理といわれている天丼ですらその原型が作られたのは江戸時代の後期だ。

メジャーな丼料理である牛丼や親子丼、かつ丼が生まれたのは明治時代、海鮮丼に至っては戦後になってからだ。

いまでは丼料理は忙しく働く日本人の味方となる大衆料理として愛され続けている。

そしてその人気は日本だけに収まらず、世界に広まっている。

今や世界的に普及している丼は「Don(ドン)」で通じるほどだ。

 

現在、丼を扱っている店は新宿にも数多く存在する。

その中でも紹介したい店が「てらだ屋新宿店」だ。

マグロを使った海鮮丼を扱うこの店は新宿の中でも隠れた名店だと思っている。

今回はそんなてらだ屋新宿店のおすすめの品を紹介したいと思う。

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おすすめ1 激安なのにうまいネギトロ丼

てらだ屋新宿店は新宿駅西口、あの有名な思い出横丁に店を出している。

思い出横丁の表通り、その中ほどのところにあるケンタッキーの隣にある店。それがてらだ屋新宿店だ。

店構えとしては新宿よりも築地とかにあったほうが自然かもしれない。

新宿になさそうなその外観に、学生だった数年前にこの店を見つけたときは驚いたものだ。

てらだ屋の店内は意外と狭い。

カウンターだけの店内の席数は10席あるかないか。そんな程度だ。

だがこの狭さが逆に思い出横丁らしさのようなものなのだろう。そう俺は考えている。

入口のすぐ左手には券売機が置いてあり、それを店員に渡す方式になっている。

券売機

今回注文するのはてらだ屋一押しの品でもある「ネギトロ丼」だ。

思えば最初に訪れたときに食べたのもこの料理だった。

まあ、その時は別の理由で選んだのだが。

食券を渡し、渡された温かいお茶を飲みながらネギトロ丼が届くのを待つ。

店内にあったマグロの種類や部位なんかを解説している張り紙をぼうっとしながら見ていると、注文していたネギトロ丼が届いた。

ネギトロ丼

てらだ屋のネギトロ丼はご飯の上に錦糸卵と万能ねぎをたっぷりとのせ、そしてその中央にネギトロをドンと盛り付けた品になっている。

さて、ここでこの記事を見ている人に問題だ。

この丼、はたしていくらに見えるだろうか?

700円? 650円? 600円?

どれも違う。

正解は、なんとワンコイン。

たった500円だ。

しかもランチ金額というわけではない。

開店から閉店まで、いつ来ても500円だ。

最初に見つけたときはこの値段に驚いたものだ。

新宿でのランチのイメージが1000円近いものしかなかった当時の俺にとって、この金額で食べられるというのは本当に衝撃的だった。

それ以来、社会人になってからも時々食べにくる俺の気に入っている店のひとつとなっている。

さて、そんな能書きは脇に置いといて、早くいただくとしよう。

なみなみと小皿にカウンターの上に置いてある醤油を入れて盛られたわさびを溶かす。

ちなみにこの醤油、醤油で有名な某メーカーのもので、鮮度を保つことができるというので人気の醤油だ。

通常、醤油は発酵を止めるために加熱処理されるのだが、この醤油だと特殊なパックによって麹菌が生きているので鮮度と風味の両方を保つことができる。

よりおいしく店の丼を食べてほしい、という店の配慮なのだろう。ありがたいことだ。

丼の中にわさびの塊が入らないように小皿の縁に箸を当てて醤油を注ぎ込む。

丼を持ち上げて、ネギトロと錦糸卵、ネギ、酢飯がバランスよく口に入るように掻き込む。

ああ、この味。この味だよ。

ネギトロの脂、そして旨味が酢飯とわさび醤油にとてもよくマッチしている。

マグロの中骨周辺にある身を削いで集めたネギトロは普及するまでは捨てられてしまう部位であった。

それとあるすし屋で店員が賄い料理として食べられていたのだが、常連の客に振舞ったところこれが人気であり、店の正式なメニューとして採用されることになった。

ほんとこんなうまいものをそれまで捨てていたなんて信じられない。

ネギトロを考え付いた人は何か賞をもらってもいいと思うくらいだ。

店内

おすすめ2 具材たっぷりのまかない丼

丼でおすすめしたいと思っている品はもう一品ある。

それは「まかない丼」だ。

休みの日に訪れた際にこの料理を注文したのだが、まずその見た目がすごい。

酢飯の上にところ狭しといわんばかりにのせられているのはネギトロをはじめ、ぶつ切りにされたマグロ、つぶ貝、オクラ、たくあん、海苔、温泉卵の計8品だ。

また納豆、オクラ、たくあんはどれかひとつをとろろに交換することもできる。

見た目がこれだけ華やかであるのにお値段なんと570円。

ちなみにこのまかない丼にとろろとスープを追加したスタミナ丼というメニューもある。

そちらは700円だ。

この値段で本当に利益出るのかと不安に思うところもあるが、こうやって店のメニューとして出しているからには、ちゃんと利益が出ているのだろう。

そんなことを俺が考えてもしょうがない。おいしくいただくとしよう。

まかない丼

まずはネギトロ。とろっとした食感のネギトロの旨味は酢飯とよくあう。

次につぶ貝。細かく切られたつぶ貝の食感はネギトロと異なってコリコリとした食感が特徴だ。またその味も淡泊でありながらもしっかりとした味わいがある。

3つ目にマグロのぶつ切り。赤身の刺身は先ほどのネギトロとはまた違った旨味を持っている。

オクラと納豆のネバネバコンビは海鮮の味を邪魔することなく、静かに、だが確実にそれぞれが持っている味を示している。

細かく刻まれたたくあんはつぶ貝とはまた違ったこりこりとした食感と味わいをしている。

そして丼の中央に設けられている温泉卵。その主張する姿のとおり、この丼の総まとめを

する役割りを担っている。

半熟の黄身を酢飯、そして半分ほど残していた他の具材とあえて口の中に入れればその味はもう絶品である。

これだけの味の丼が新宿で、しかもこの価格帯で食べられることにただただ感謝の念しか出てこない。

 

おすすめ3 マグロの旨味がたっぷりと詰まっているマグロスープ

さて、ここまではてらだ屋のおすすめ丼を紹介してきたが、ここでは丼と合わせてぜひとも注文しても欲しいと思っている品について紹介したいと思う。

その品はマグロスープだ。

マグロスープ

1杯なんと60円で注文できるこのマグロスープは、いわばマグロの旨味をふんだんに使ったお吸い物といった感じのものだ。

中にはクルトンのように小さいブロック状に切られたマグロの身がいくつか入っている。

だが、たかだか60円のスープだと思って侮ることなかれ。

旨味が濃縮されたスープはその価格以上の味を持っている。

落ち着いた味でなりながらも、芯のしっかりとした風味がある。

丼を食べ終わった後に締めの一杯としてとてもよくあった品だ。

このスープはスタミナ丼など一部の丼にはセットでついてくる。

味噌汁も同じく60円で提供されてはいるが、俺としてはどうせ頼むのであればマグロスープのほうをお勧めしておきたい。

 

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まとめ

さて、今回は思い出横丁の海鮮丼の店「てらだ屋新宿店」を紹介したが、いかがだっただろうか。

安くてうまい。そう言わせる海鮮丼が新宿駅のすぐそばで食べられるということ。それについていただけると嬉しい限りだ。

またてらだ屋新宿店は24時まで営業している。

夜遅くまで営業していて、値段も安く、しかも駅から近い。

仕事で遅くなったり、思い出横丁で飲んだ後に何か腹を満たしたいという人にとってうってつけの店ではないだろうか。

ぜひとも一度訪れてみていただきたい。

 

【今回紹介した品】

ネギトロ丼   500円

まかない丼   570円

マグロスープ  60円

お店情報

住所
東京都新宿区西新宿1丁目2−11
電話
03-3344-3121
営業時間
11時00分~23時00分

(写真と文/鴉山翔一)

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