【2019年6月閉店】大勝軒まるいち新宿歌舞伎町店が人気である3つの理由


    *2019年6月に閉店を確認しました。

    つけ麺の元祖といわれる大勝軒から暖簾分けした店「大勝軒まるいち新宿歌舞伎町店」

    ラーメンとともに未だ人気の高い麺料理。つけ麺。

    その起源は1955年につけ麺の父親と呼ばれている山岸一雄氏が修行店で余った麺を賄いで食べる際に作っていた料理に由来しているといわれている。

    そんな彼が独立し、東池袋に立ち上げた店。それがあの有名な「大勝軒」だ。

    多くの弟子が修行した大勝軒は数多の暖簾分けをして様々な店が日本各地にある。

    弟子が営む大勝軒は各地のファンに愛される味となっている。

    そして時代は流れ現代。場所は変わって新宿。

    ここにも大勝軒は存在する。

    そしてここには池袋にあった本店で修行していた証がある。

    今回は本店から暖簾分けされた「大勝軒まるいち新宿店」のことを紹介したいと思う。

    ビル地下

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    理由1 雨でも濡れることなく行ける立地

    大勝軒まるいち新宿歌舞伎町店は新宿駅東口にあるヤマダ電機LABI新宿東口店のすぐそばにある。

    人通りがいつも多い歌舞伎町の交差点のところに店の立て看板を出しているが、周囲を見ても大勝軒と書かれた店は見当たらない。

    住所的にはこのあたりのはずなのだが、見当たらない。

    通りに立て看板を出している以上、この場所からそんなに離れてはいないとは思うのだが、いったいどこにあるのだろうか?

    そう思いつつもふと近くの建物に目をやると、あった。

    大勝軒の看板だ。

    どうやら店はこの建物の地下にあるらしい。

    どおりで見つからないわけだ。

    階段を下りていくと店の前についた。
    店前

    駅からは確かに近いけど、この場所って初めて来る人は迷うんじゃないか、と思ってしまう。

    見ると階段はまだ下へと続いている。

    いったい、どこにつながっているんだろうか。

    幾ばくかの好奇心とともにおり続けていくと、やがてある場所に出た。

    数多くある新宿地下街の一つ。

    新宿サブナードだ。

    位置としてはヤマダ電機LAVI新宿東口店の地下2階にある出口から出たところ、ドトールコーヒーの脇あたりだ。

    そう。大勝軒まるいち新宿歌舞伎町店は新宿駅から地下街を通ることで、雨に濡れることなくお店まで行くことができる。

    食べたいと思ったときに、天候に邪魔されて足が遠のく心配がないのだ。

    ラーメンやつけ麺というのは、なぜか知らないが突然食べたくなるということがある。

    駅から一度も地上に出ることなく行くことができるラーメン屋やつけ麺屋というのはどこの駅を探してもなかなか見つかるものではない。

    しかし、ここ大勝軒新宿歌舞伎町店はそれを叶えてくれる。

    ファンにとってはとてもありがたい立地だ。

    理由2 大勝軒まるいちの創業者は本店最後の弟子

    店内に入るとすぐに食券機がある。
    券売機
    店のそとにもメニューの書いてある看板があったが、つけ麺の種類は他の店より多い気がする。

    辛い味に仕上げた辛つけ麺、スープの上に野菜をたっぷりとトッピングした野菜つけ麺、甘味を抑えるために塩味を強めた塩つけ麺、さらにはカレーつけ麺なるものまである。
    IMG_0855
    つけ麺以外にはラーメンもあったりする。

    様々な選択肢があるというのはありがたいことではあるが、まずはオーソドックスなものから食べることにしよう。

    そうして俺はつけ麺の食券を買った。

    ちなみに大勝軒旧本店ではつけ麺のことを「盛りそば」と銘打っているらしいのだが、ここでは普通に「つけ麺」と表記していた。

    店ごとによってそのあたりの意向が違うのだろうか。それとも流行に合わせて「つけ麺」という表記に変えたのだろうか。

    まあいいや。早く席に着くとしよう。

    店内はカウンターと2人掛けの席の2種類がある。

    カウンターは厨房の近くに、2人掛けの席は壁のほうに配置されている。

    店内にはテレビが設置されていたが、それを差し引いて目を引くものが店内にはあった。それがこれだ。

    カウンター

    一見するとただの古びた板に見えるかもしれない。

    もちろん、単なる板ではない。

    大勝軒にとっては大切なものだ。

    壁に掛けられているこれは、東池袋にあった旧本店で使われていたカウンターだ。

    大勝軒まるいちの創業者は旧本店最後の弟子ということだ。

    ここ大勝軒まるいち新宿歌舞伎町店ではそこで修行していた証として旧本店で使われていたカウンターが壁に大々的に飾られている。

    カウンターには2015年に亡くなった創業者の山岸一雄氏のメッセージが書かれている。

    旧本店で振舞われた最初の1杯から、2007年に閉店した際の死後の1杯までをこのカウンターは記憶している。

    訪れる客の中には飾られているカウンターを見て、山岸氏のことを思いだすお客もいるということだ。

    池袋の大勝軒に通っていた人にとっては懐かしい品がここ大勝軒まるいち新宿歌舞伎町店にはあるということだ。

    理由3 たっぷりの麺と濃厚な魚介と動物系のスープ

    店内を色々と観察しているうちに、注文していたつけ麺が届いた。

    つけ麺
    いつものごとくスープから一口。

    スープはドロッとしたコッテリ系の感じでなければ、さっぱりとしたあっさり系のスープというわけではない。

    どちらかというと濃厚なスープを割った時のあの濃さ。そんな感じがする。

    でもしっかりとした味がある。

    大勝軒まるいちのスープが持つ武器。それはスープの濃さだ。

    豚骨と鶏ガラを通常の倍の時間をかけて丁寧に煮詰めたのち、そこに煮干しと鯖節を加えている。

    そうして抽出されたスープからは動物系のコクととろみ、そして濃厚な魚介系の旨味、そしてそれらが合わさったことで生まれたほんのりとした甘みを味わうことができる。

    麺は卵をふんだんに使い、程よいもちっとした弾力ある食感を持たせたのが特徴のストレートな加水麺だ。

    たっぷりスープに浸して、一気にズズッとすすっていく。

    これが元祖つけ麺の味なのだろうか。

    口の中で麺とスープの風味が合わさってそれぞれの旨味を引き立て、甘味を感じさせている。

    具はメンマにネギ、ブロック状のチャーシュー、そしてつけ麺には珍しくナルトが入っている。

    もともとラーメンから派生させたことによる名残なのだろうか。だが入っていてもなんの違和感も感じさせない。

    食べ進めていて一つ疑問に思ったことがある。

    麺の量が他の店より多いような気がする。

    ちなみに今回頼んだのは普通盛りだ。

    通常普通盛りとなると大体200グラムぐらいの店が多い。が、大勝軒まるいちは300グラムぐらいあるんじゃないかと思う。

    これがもし大盛りになったら、400グラムか500グラムぐらいになるのだろう。

    しかも、大盛については平日の10時から15時までは無料となる。

    つまり平日のランチタイムであればかなりボリュームのあるつけ麺がお得な価格で食べることができるのだ。

    これは普通の量では満足できないという人にとってはうれしい限りではないだろうか。

    そう思いながら麺を食べきった俺は、まだスープの残る器を持ち、中に入っているスープを口へと流し込んでいく。

    カウンター上に割りスープらしきポットが見当たらない。

    頼めば持ってきてはくれるのだろうが、大勝軒まるいちのスープは俺がいつも割って飲むときと同じくらいのとろみに元々なっている。

    なのでそのまま飲み始めてしまっても問題がないのだ。

    濃厚な味のスープをごくごくと飲み進めていく。

    全部飲み切ったところで俺は席を立った。

    ごちそうさんでした。

     

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    • まとめ

    さて、今回は大勝軒まるいち新宿歌舞伎町店を紹介したが、いかがだっただろうか。

    大勝軒といえばつけ麺の話となればよく出てくる有名店の一つだ。

    その看板を冠する店は全国各地にあり、各地で根強い人気を誇っている。

    未だに人気が衰えないのはいつの時代でもその試練を乗り越えてきたからなのだろう。

    そんなつけ麺の元祖といわれる店の味が気になったなら、ぜひとも一度訪れてその味を確かめてみてほしい。

    格言

    【今回紹介した品】

    ・つけ麺 770円

    お店情報

    大勝軒まるいち新宿歌舞伎町店

    ・住所

    東京都新宿区新宿3-23-12 パンドラビルB1

    ・電話番号

    03-3356-0132

    ・営業時間

    11時~23時

     

    (写真と文/鴉山翔一)

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