新宿アルタ徒歩20秒の喫茶店「自家焙煎珈琲 凡」の5つの魅力
珈琲好きの人はぜひ一度は行ったほうがいい。
この店はスゴイから!
ホントにスゴイ店だからね。
喫茶店「自家焙煎珈琲 凡」
凡これ「ぼん」と読む。
新宿アルタから、前の道を靖国通りのほうへ20秒ほど歩くと、喫茶店「自家焙煎珈琲 凡」の看板が見えてくる。
そのビルの地下にある。
階段を降りているところから、コーヒーの香りがしてくる。
今回はこの喫茶店「自家焙煎珈琲 凡」の5つの魅力を紹介しよう!
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■魅力1/「自家焙煎珈琲 凡」のコーヒーは絶品
実は、ワシは長年、コーヒーが飲めなかった。
高校生のころまでは飲んでいたのだが、30代の頃に飲めなくなったのだ。
原因はわからない。
ピロリ菌のせいだとか、メタボのせいだとか、いろいろ言われたが、理由はわからない。
とにかく、コーヒーを飲むと、その日の夜、お腹がキリキリと痛みだして、明け方まで眠れなくなる。
ま、コーヒーが飲めなくても死にはしないし、カフェインとか刺激物を摂取するなという神様からのメッセージかもしれないとワシは思った。
だが、この新宿マガジンの取材で「自家焙煎珈琲 凡」を訪れた。
扉を開けた瞬間、ワシの体に電撃が走った。
あ、ここのコーヒーなら飲めるかも、という電撃だ。
それで、思い切って、モカを注文した。
コーヒーの値段は軒並み1,000円を超える。
モカは 1,080円だった。
ちょっと高いなぁと正直思った。
ひと口、飲んでみると、これが絶品!
素人のワシでもうまい、と思った。
香りもいいし、酸味もほどよく効いている。
■魅力2/コーヒーはポットで運ばれてくる。
コーヒーはポットで運ばれてくる。
ポットのなかに2杯と半分くらいの量が入っている。
そう考えると、1,080円のコーヒーは安いかもしれない。
ポットからコーヒーをそそぐとき、コーヒーの妖精がフワァ―っと躍り出てくる感じがする。
「ああら、私を選んでくれて、ありがとう。あなた、お名前は?」
美しいコーヒーの精がそんなことを言う。
「タカハシです」
「へえ、タカハシってどこにでもある名前だけど、素敵ね」
「ありがとうございます。人口ランキングでいうと、タカハシは3位なんです。まだ歴史上1位になったことがないので、どこか、負け犬根性が染みついてしまいました」
「大丈夫よ。3位だって立派じゃないの。オリンピックだったら銅メダルよ。スゴイことでしょ」
「でも、3位じゃね」
「さあ、おいしいコーヒーを飲んでごらんなさい。そんなしみったれた気持ちがスウッと消えていくわよ」
「そういうコーヒーなんですか?」
「そうよ。じゃ、ここでコーヒーのおまじないをするわね」
「おまじない?」
「自信たっぷりな人間になぁ~れ! チチンプイプイノプイ~!」
ま、ワシは妖精とそんな会話をしながらコーヒーを飲んだ。
うまい!
これはうまいぞ!
とにかく「自家焙煎珈琲 凡」には心を癒すコーヒーの妖精がいるらしい。
ワシには見えたし、こうして会話もした。
キミにもコーヒーの妖精が話しかけてくれるかもしれんぞ。
■魅力3/1,500種類の茶器はすべて世界の最高級品だ。
コーヒーを飲んでいるときに、ふと気づいた。
コーヒーカップと皿が、かなりの高級品だ。
見ると、壁にズラリとカップセットが鳴らんでいる。
1,500種類以上あるという。
スゴクな~~い?
店員さんが、カップセットの説明が書いてあるカードをくれた。
英国のロイヤルファミリー御用達のカップらしい。
マジで? って感じだ。
ロイヤル・アルバートとか、ロイヤル・ウースターとか、ロイヤル・ドルトンとか。
普通に1万とか、2万とかする代物だ。
ということは、ここにあるカップを全部合計すると、1,500万円から3,000万円はするってことだぞ。
スゴイぞ。
いやぁ~~
そういうカップで飲むコーヒーは格別においしく感じるものだ。
コーヒーの妖精も、喜んで住み着くわけだなぁ。
■魅力4/こだわりのある大人のショートケーキ!
そして、ここ「自家焙煎珈琲 凡」に来たら、ぜひ食べていただきたいのが、これだ!
・大人のショートケーキ 760円
このケーキはスイーツ大好きプロレスラーの真壁刀義さんも大絶賛の逸品。
「スッキリ!!」(日本テレビ、毎週月~金曜午前8時)の、「スイーツ真壁の絶品スイーツマッチ」コーナで紹介された。
昔、スイーツ類は外注していたが、20年ほど前、お客さんのひと言をきっかけに自家製に切り替えたという。
黒糖入りのメレンゲを使う「黒糖のしふぉん」は、牛乳から作った生クリームを使用している。
「大人のショートケーキ」で使われているイチゴは各地から良質なものを仕入れている。
ショートケーキの上からジェル状のイチゴがかかっている。
そして、この店ならではのこだわりが生クリームだ。
植物性クリームは「偽物クリーム」であり、そういうクリームを使用せずにショートケーキを作っているという。
つまり、純粋な動物性クリームを使用してショートケーキを作っているというわけだ。
これを『大人のショートケーキ』としてお客さんに提供している。
しかも、できの良い良質のイチゴが入荷できたときだけ作るショートケーキなのだ。
だから、いつでも行けば食べられるというわけではない。
幻のショートケーキなのだ。
- 植物性クリーム完全不使用
- デキの良いイチゴが入荷しないと作らない
- 作ったとしても2ホール(16個分)しか作らない
これはレアなショートケーキだぞ。
■魅力5/「自家焙煎珈琲 凡」は雰囲気が最高!
雰囲気は昭和レトロな感じだ。
とにかく、落ち着く。
お客の9割は女性。
落ち着いた雰囲気だし、静かなので楽しいおしゃべりがたっぷりできる。
ワシはこの日、1人で行った。
1人でも十分この雰囲気が堪能できる。
本を開いて読んでいると、またコーヒーの妖精が出てくる。
「本なんか読んでないで、私とおしゃべりしましょうよ」
「何を話せばいいんだろう?」
「何でもいいのよ。小さい頃の思い出話とか」
「そうだなぁ。小さい頃は小さかったなぁ」
「なによ、それ、笑えるんだけど」
コーヒーの妖精はよく笑う。
ミルクをこぼしただけでも、ケラケラと笑ってくれた。
「あなたって、真面目な顔して、冗談を言うのね」
ワシはこうして充実した時間が過ごした。
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■まとめ
新宿アルタといえば、喧噪の代名詞みたいな場所だ。
人込みでいっぱいだし、まっすぐ歩けやしない。
そんな場所から、わずか20秒ほどのところに、まるで別世界のような空間がある。
街の騒音はすべてかき消され、コーヒーの香りと静寂が満ちた世界だ。
イギリス王室御用達の食器類に囲まれて、貴族の気分を味わう。
「自家焙煎珈琲 凡」はそんなお店だ。
あ、そうそう。コーヒーの妖精に会ったら、「タカハシがよろしくって言ってたよ」って伝えてくれ。
・店名/自家焙煎珈琲 凡
・住所/東京都新宿区新宿3-23-1 都里ビルB1F
・時間/12:30~23:50
・TEL/03-3341-0179
・定休日/無休
(写真と文/ブッダ猫)
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