西新宿でこだわりを追い続けたラーメン屋「昌平ラーメン」

    あー、ようやく終わったな。思ったより時間かかっちまった。

    ……って、もうこんな時間かよ もう昼すぎてんじゃねえか! そりゃ腹も減るわけだ……。

    悪いな、こんな時間までで手伝ってもらっちゃって。さすがに腹減っただろ?

    手伝ってもらった礼も兼ねて、今日の昼飯は俺が奢るよ。

    実はこの近くに「昌平ラーメン」っていうラーメン屋があるんだけど、実はここの店はラーメンの命ともいえるあるものに対してすごいこだわりを持ってる店なんだよ。

    何にこだわりを持っているのかって?

    まあ、それについては現地についてから教えるよ。ここで立ち話をしているのも何だし、早く行こうか。もう腹減りすぎてどうにかなりそうだ。

    スポンサード リンク



    1.青梅通り沿いにある昌平ラーメン

    昌平ラーメンって新宿に2店舗あって、しかもその2店舗ともこの青梅街道沿いにあるんだよ。

    一つは新宿損保ジャパンビルの前、歩道橋下の交差点の近くにある西口本店。

    もう一つの店舗は新宿オークシティー沿いにある成子坂の交差点の近くにある成子坂店。

    しかも両方の店舗とも開店してから30年以上経ってる。新宿でそれだけ続いてるっていうんだから、その人気ぶりがわかるだろ?

    ちなみに今回行くのは昌平ラーメン西口本店な。

    ほら、ここだここ。

    まず券売機で食券を買うんだよ。まあ、俺の奢りだから何食ってもいいけど一つだけ忠告な。

    ここの店はほかのラーメン屋と比べると麺の量が多いんだよ。

    それこそほかの店では大盛で頼んで出る量が普通盛りになってるっていう感じにな。

    だからはじめてここで食うんだったら、最初は普通盛りで食べたほうがいいと思うぞ。

    普段の感覚でラーメンライスとかミニ丼のセットを頼むと場合によっては食いきれない可能性があるからな。

    でも、どうしてそんなことができるのかって? それができる秘密はここの店のこだわりと関係があるんだよ。

    よし、選び終わったんなら中に入るか。

    さすが新宿で根強い人気を誇る昌平ラーメン。もう昼休みはとっくに過ぎてるっていうのに俺たちみたいにネクタイつけてる人がたくさんいるもんだな。まあ、すぐ近くにはオフィスビルがたくさんあるし、ここの店がうまいことを知っていればみんなここに来るわな。

    ん、どうした?

    俺がさっき言ったこの店がこだわっているものが何なのかって?

    まあ、それは飯が来てから教えるよ。

    昌平ラーメン外観

     

    2.〇〇にこだわり続けた昌平ラーメン

    お、そうこうしているうちに来たな。いつ見てもうまそうなことで。

    昌平ラーメン

    んじゃ箸とって……、いっただっきまーす!

    うーん。やっぱ何度来てもうまいな!

    太めの平麺はすごくモチモチしているし、チャーシューは程よい厚さ、かつ箸で持つと肉かほどけるくらいに程よく柔らかい。

    そして煮干し、鯖節、鰹節といった魚介を中心とした濃厚なスープが麺によく絡まって麺の味を引き立ててくれる。そして飲めば醤油味のスープが仕事で疲れ切ってる体には最高の栄養剤になってくれる。

    まさしくこれぞ仕事で疲弊したサラリーマンを労うためにある極上のラーメンといえるな……。

    ん? どうした?

    いい加減そろそろこの店が何にこだわっているのか教えてほしい?

    まあ、そうだよな。何にこだわっているのか気になってゆっくり味わうこともできないだろうし。

    この店がこだわっているもの。それは、この麺だ。

    ここ昌平ラーメンの麺は完全オリジナルの自家製なんだよ。

    この建物の4階に製麺用の機械が置いてあるんだよ。ラーメン屋としては珍しいよな。しかもその機械は某有名麺機メーカーと共同開発の上に製作したものだっていうんだから、そのこだわり具合もすごいもんだよ。

    で、機械にこだわっているだけあって、材料のほうにもかなりこだわっている。小麦粉は高級小麦ナンバーワンの品種の小麦を使い、卵も群馬県産のものを生で全卵使用。さらに塩やかんすいにもこだわって、それらの材料を8寸8寸6寸のロールで丹念に作り上げた麺を一晩熟成させる。そうして出来上がった麺は食感・のどごし・艶・栄養・香り、全てにこだわり尽くした超多加水麺というわけだ。

    その食感はさながら讃岐うどんみたいだとも言う人もいるくらいなんだからすごいもんだよ。

    そういえばうどんとラーメンって何か違うのか知ってるか?

    乗っている具材の違い。それもあるけど、決定的に違うのはかんすいを使っているかどうかだな。

    俺もそんな詳しいわけじゃないけど、かんすいっていうアルカリ性の添加物を色々と混ぜた液体があるんだよ。そいつが小麦粉の中に入ってるグルテンに働きかけることによってラーメンのあの独特のモチモチとした食感を作れるらしいぞ。うどんの場合だとつなぎに使うのが水と塩だから、ラーメンみたいな食感にはならないんだと。

    ちなみにラーメンのあの黄色味を帯びたのは卵の色のほかにかんすいが作用したことによって出るんだってよ。

    これ豆知識な。

    昌平ラーメンの麺について

     

     

    3.ラーメン屋以外の顔を持つ昌平ラーメン

    いやー、食った食った。これで600円だっていうんだから、コストパフォーマンスかなり高いよな。西新宿でこの値段でこんなうまいラーメンが食えるなんてほんとお得だよ。

    ごちそうさん、っと。

    そういや言ってなかったけど、ここの店って夜は居酒屋としても利用できるんだよ。

    え? そんなスペースどこにも見当たらなかったって?

    まあ、確かにそう思うよな。俺たちが座ってた1階の客席はカウンター席が8席と二人席が2か所。とても宴会ができそうな広さなんか確保できていないからな。

    けど、それは大きな見当違いだぞ。

    じつはここの店には2階にも客席があるんだからな。

    しかも予約することで使える宴会用の個室も何席かあるから、ちょっとした飲み会をやるのにもうってつけってわけだ。

    選べるコースは2500円、3000円、3500円といった3種類もあって全コース2時間半の飲み放題付きだ。飲み放題だけの1500円のプランもあるぞ。

    料理はラーメン屋だけあって、焼き餃子やエビチリ、回鍋肉、青椒肉絲といった中華を中心とした昌平自慢の人気の料理が出る。

    肝心のアルコールの種類だって、所詮はラーメン屋だろう、と思って侮っちゃいけないぞ。

    その数、なんと50種類以上もあるんだからな。ビールやサワー、果実酒、焼酎に日本酒、さらには紹興酒なんて珍しいものまである。そこら辺の居酒屋だってここまで取り扱っているところはそうないんじゃないのか。

    昼はラーメン屋としてランチを食べて、夜は居酒屋として宴会を楽しむ。そんな店の利用の仕方ができるなんてここくらいなんじゃないのかね。

     

    昌平ラーメンメニュー

     

    スポンサード リンク



    まとめ

    と、まあこんな感じで昌平ラーメンの魅力についていろいろと話してきたけど、どう思った?

    ラーメンの麺にこだわりを追求し続けてきた店っていうのは恐らくそうたくさんはないと思うし、昼と夜で別々の楽しみ方ができるなんていったらさらに数は少ないと思う。

    でも、新宿という激戦区で30年以上も生き残ることができて今なおその人気は衰えることを知らない。

    それができるだけの魅力がこの昌平ラーメンにはあるっていうことだけでもわかってもらえればいいんだけどな。

    おし! たっぷりと腹ごしらえもしたことだし、午後の仕事もこれから頑張るとしましょうか!

     

    新宿西口店

    〇住所

    東京都新宿区西新宿7-12-4

    〇電話番号

    03-3343-3429

    〇営業時間

     ・平日            11:00~24:00

     ・土、祝           11:00~23:00

      ラストオーダー閉店40分前まで

     ・定休日

      日曜(年末年始休み)

     

    成子坂店

    〇住所

     東京都新宿区西新宿6-10-2

    〇電話番号

     03-3343-7034

    〇営業時間

     ・平日            11:00~22:30

     ・土、祝           11:00~19:00

     ・定休日

      日曜(年末年始休み)

     

    (写真と文/鴉山翔一)

     

     

    SNSでもご購読できます。

    コメントを残す

    *