はっきり言っておきます。あなたが新宿へ1度か2度くらいしか行ったことない人か、あるいは、まったく行ったことがないという人だったとしたら、100%迷います。
「新宿駅の改札出たところで待ってるからね」
そんな待ち合わせの仕方をして、無事に出会えるわけがないです。
広島の山奥の単線鉄道の無人駅とはわけが違います。ここ新宿駅はギネスにも登録されているほど、乗降者数が世界一多い駅なんですから。
改札口だって、いっぱいあります。
「西口」「中央西口」「京王西口」「小田急西口」「東口」「中央東口」「南口」「新南口」と8か所も改札口があるんです。
いいですか?
「改札口でたところで待っているから」
と約束しちゃだめです。
「新宿駅の西口を出たところの交番の前で待ってるから」
と改札の出口をちゃんと告げなければいけません。
でもね。「西口出たところ」って言っても、その西口で迷ってしまう人が、案外、多いんですよね~
ですから、
今回は、待ち合わせ場所の定番となっている「西口交番前」と「東口交番前」への行き方を解説しますね。
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■まずは、電車から降りたところから勝負ははじまっている
JR新宿駅は複雑な構造になっています。下図の新宿駅の構内図を見てください。
「西口」と「東口」は、どちらも池袋寄りの一番端の「北通路」を通る出口なんです。
実は、これがもっとも人を迷わせるポイントなんです。
多くの人は電車から降りて、「中央通路」に出てしまうので、「西口」に到達できません。
中央通路は「小田急線の改札口」と「京王線の改札口」と直結しています。
JRの「中央西口」はそれらに比べると小さいので迷ってしまって、小田急線の改札から出てしまって、いくら探しても交番なんかないぞ、どうしよう、ってことになり、メールしてもラチがあかず、電話して、
「今どこ?」
「なんか百貨店があるけど」
「どこの百貨店?」
となって焦るわけです。
ちなみに、新宿西口には小田急百貨店と京王百貨店があります。西口から少し離れますが、小田急系列のハルクもありますし、ルミネや新宿ミロード、ルミネイーストなども百貨店です。
ちなみに、各のりばの番号は次の通りです。
・1番、2番、3番、4番のりばは、埼京線、湘南新宿ライン、横須賀線、東北本線。
・5番、6番のりばは、成田エクスプレス。
・7番、8番のりばは、中央本線、中央線(東京方面)
・9番、10番のりばは、中央本線特急(あずさ号などの特別なのりばです)
・11番、12番のりばは、中央線本線、中央線(高尾方面/八王子、立川、三鷹など)
・13番のりばは、総武線、中央線(夜遅くなると中央線の各駅停車はこののりばから発着します/御茶ノ水、千葉方面)
・14番のりばは、山手線内回り(渋谷・品川方面)
・15番のりばは、山手線外回り(池袋・上野方面)
※山手線はぐるっと1周廻ってることはご存知ですよね? ですから、14番でも15番でも、どちらに乗っても目的地に着きますが、時間がかかるのはどちらでしょう?
・16番のりばは、総武線、中央線(夜遅くなると中央線の各駅停車はこののりばから発着します/三鷹方面)
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●ポイント1/電車の端っこの車両に乗ること
無事に西口&東口の改札から出るためにはポイントが3つあります。
一番重要なポイントは電車の端っこに乗ることです。
中央線なら中野より。山手線なら新大久保より。総武線なら大久保より。埼京線(湘南新宿ライン)なら池袋より。
その車両に乗ってください。
●ポイント2/ホームの端っこの階段を下りること
新宿駅の中央通路も北通路も、ホームの下にあります。上にあるのは南口コンコースです。駅のホームには、階段がいくつかあります。駅構内図を見てください。
ホームの一番端っこの階段です。
構内図でいうと、池袋・甲府方面よりの階段ということです。
●ポイント3/とにかく北通路を目指す
「西口」も「東口」も新宿駅構内の「北通路」なんです。いいですか?
これを絶対に忘れてはいけません。「北通路」です。大事なことなので、もう一度言います。「北通路」です。
構内図を見ると、ホームの端っこの階段を下りると、自然と「北通路」につながります。
しかし、1番、2番、3番、4番のホーム(埼京線、湘南新宿ライン)だけは違います。一番端っこの階段を下りたところは、「中央東口」に近い場所に降りてしまいます。
ですから、埼京線や湘南新宿ラインに乗った人は、ホームの一番端の階段を下りて、さらに、アルプス広場という広いところを通り抜けて、「北通路」へ行ってください。
「北通路」に入ったら、標識に「西口」とある方へ行けばすんなりと「西口」改札から出ることができます。標識に「東口」とある方へ行けば「東口」改札へ行けます。
■JR新宿駅の西口交番前へ迷わず行く方法
まず知っておいてほしいことは、新宿駅の西口交番は地下にあるということです。地下なんです。
なぜ地下を強調するのかというと、新宿駅の地下と地上を勘違いする人が少なくないからです。新宿は、とくに西口は、地下なのに地上の感じがします。
新宿駅の西口改札を出たところは地下です。
西口交番は、西口改札を出ることができれば簡単に行けます。
(1) 西口改札を出ます。
↓
(2) それをまっすぐに行きます。
↓
(3)右側に交番が見えてきます。
新宿駅の西口の改札を出ると、こんな風景です。
新宿駅の西口改札を出てすぐ右に「GODIVA」ショップがあります。この付近で待ち合わせをする人たちも多いです。
■「GODIVA」ショップを右手に見ながらまっすぐと進みます
すると、広い場所に出ます。それが「西口広場」です。ちなみに、そこは地下です!
「西口広場」をまっすぐに進めば、右手に交番が見えてきます。平日の夕方とか、土日とかは、ここで待ち合わせている人がたくさんいますので、初対面の人は、目印を持つかケータイで連絡する必要があるかもしれません。
■ちなみに、新宿西口の地上へ出てみましょう!
新宿駅の西口改札を出てすぐ左はスターバックスがあります。スタバの手前のエスカレーターに乗れば地上に出ます。
西口の地上はこんな感じです。このドアの先に喫煙エリアがありますので、煙草を吸う人は、ここを目指してください。
■JR新宿駅の東口交番前へ迷わず行く方法
JR東口の交番って、案外知られていないんです。
新宿に何度も遊びに来たことのある人でも、
「え? 東口に交番ってありましたっけ?」
と言うくらいですから。
東口交番へ迷わず行くためのポイントは、「どこの階段を上がるか?」です。これにつきると思います。
結論から言うと、東口の改札を出て、すぐ左へ行き、最初の階段を上がるんです。上がって、外に出ると、すぐ右側に小さな交番があります。
(1) 東口改札を出てすぐ左へ行く。
↓
(2) 最初の階段を上がる。
↓
(3) 外へ出てすぐ右に交番がある。
新宿駅の東口改札を出ると、こんな風景です。東口交番へ行くには、黄色い標識の「歌舞伎町方面」という矢印に従って、すぐ左側の階段を上っていきます。
この階段です。この階段を上がって、外へでます。すると、そのすぐ右側に小さな交番があります。
こんな交番です。これが「東口交番」です。待ち合わせに意外と使われますので、ぜひ場所を知っておいてくださいね。
■まとめ
とにかく、JR新宿駅はバケモノです。
複雑怪奇な駅ですが、だからこそ魅力があるんですよね。
毎日行ってもあきないし、複雑だからこそ、毎回、何らかの新しい発見があります。
こんな駅、他にありますか? ないですよね!
だから、新宿って大好きなんです。
(写真と文・ブッダ猫)
コメント
すごく丁寧で分かりやすいです。明日まさににしぐち地下広場で友人たちと待ち合わせることにしてます。沢山の注意ポイントなどをおのまま友人に伝えました。明日スムースに皆と会えるかどうかちょっと楽しみになりました。非常にたすかりました。
先日、千歳船橋駅まで行きましたが、大江戸線から小田急への
乗り換えで、大混乱しました〜
他の駅での乗り換えを考えるべきでした。
時間のロスで大失敗でした。
今度、仙台から西武新宿線の田無駅まで行くことになったんですが、
新宿駅の解説、こちらの身になっって親切丁寧、至れりつくせり
実際に歩いている気分になってます。
それでも行ってみると迷うんですよねー