1日300万人というとてつもない数の人が利用している新宿駅。
それだけ多くの人が乗り降りしているのは多くの路線の電車が新宿駅に停車からなのでしょう。
そんな新宿駅に新たな路線が乗り入れを行われるようになりました。
今回は昨年の年末に新宿駅から相互乗り換えが行われるようになった海老名行きの電車について紹介していきたいと思います。
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・乗り入れされる路線
今回新たに新宿駅まで乗り入れするようになった路線は、相模鉄道株式会社が運営する相模鉄道です。
この相模鉄道は相鉄(そうてつ)の愛称で親しまれている路線で、大和市、綾瀬市、座間市、海老名市といった神奈川県の中心地域を横浜へとつなぐ重要な路線となっています。
元々この相鉄は現在の茅ヶ崎駅と橋本駅の間を繋いでいたJR東日本の相模鉄道と横浜駅から海老名駅までの間を繋いでいた神中鉄道という2つの路線に別れていました。
走行路線だけで見ると現在では陣中鉄道の部分しか残っていないように見えますが、これにもちゃんとした理由があります。
1943年に陣中鉄道が相模鉄道に吸収されました。
ですがその翌年に茅ヶ崎橋本間の路線を東海道本線と中央本線のバイパス路線とするために国有化されることになりました。
これによって相模鉄道の路線は旧神中路線の路線が運行していた路線が残り、この区間が相模鉄道となりました。
そんな相模鉄道は東京都心や埼玉県内への乗り入れ計画というのが発表されていて、2004年にJRとの相互直通運転計画を、2006年には東急との相互直通運転を行う事が発表され2010年に着工されました。
そして西谷駅から新たに作られた羽沢横浜国大駅までの新設された区間、そして羽沢横浜国大駅から武蔵小杉駅までの東海道線の貨物線を通り、そこから大崎を経由して新宿まで行けるというルートとなっています。
この相互直通運転が実施されたことによって、これまでは横浜で乗り換えをしなければならなかったルートと比べて約10分短縮できるということです。
・新宿駅のどこに止まるのか
さて、こうして横浜から新宿まで通じるようになった相模鉄道は新宿駅のどこに止まるのでしょう。
結論から申し上げますと、埼京線や湘南新宿ラインなどが止まるホームとなっています。
なんでもこの相模鉄道ですが新宿駅からの始発は17時までは2番線から、17時以降は3番線からとなっています。
また、それに合わせて埼京線大宮方面行きの始発電車も17時までは3番線、17時以降は2番線に切り変わります。
なぜこんな面倒な事をしているのかと気になる人もいるかと思いますが、3番線4番線ホームの混雑緩和のためのようです。
・・・・・・個人的にはそんなに違いがあるようには思えないのですが、やるからには多少の効果はあるのでしょう。
ちなみにどれくらいの頻度で新宿発海老名行きの電車が出ているのかというと、ラッシュの時間帯は15分から20分に1本、それ以外の時間帯は30分に1本といった具合になっています。
こんな具合で結構な本数が出ています。
本数が多いのは利用している人にとってありがたい限りでしょう。
・アレの時期には電車に要注意!
相模鉄道の乗り入れ電車が新宿駅の1番線から4番線のホームに来るというのは判りました。
ですが、これによって私も含めたいわゆるオタクたちには新たな問題が出てきました。
そう。ビックサイトへ行くときに間違えてはいけない電車が増えたという事です。
既にご存じの方も多いかと思いますが、新宿駅にはビックサイトの最寄り駅である国際展示場へと行けるりんかい線の直通運転を行っています。
この直通電車は大崎まではJRでそこから先はりんかい線へと入ります。
そして同じように大崎まで行ってそこから分岐する湘南新宿ラインもあります。
はじめからりんかい線の直通電車に乗っているというのであればまったく問題はないでしょうが、湘南新宿ラインや相模鉄道の直通電車に乗って大崎で乗り換えようという場合はしっかりと忘れずに乗り換えないといけません。
また大崎での乗り換えの際も可人はしっかりとしないといけません。
でないとまったく別の方向に行ってしまいます。
注意しましょう。
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まとめ
今回は新宿駅から相互乗り換えが行われるようになった相模鉄道について紹介していきました。
いかがだったでしょうか。
神奈川方面から新宿へのルートが増えたことで新宿駅を利用するという人はさらに増えるようになるのでしょう。
またこれからはオリンピックなどが開催されれば、さらに多くの人がこの路線を使うかもしれません。
今回お伝えした情報がお役に立てば幸いです。
(写真と文/鴉山翔一)
・参考文献
JR新宿駅
東京新聞
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