音楽ライブなど多くのイベントには大抵限定グッズなどが売られ、何が何でも手に入れたいというものも多いと思います。
ですが問題視され続けているレギュレーションを無視した徹夜組やいわゆる転売屋という存在によって競争が激化しているというのも事実です。
合法的に手に入れたいというのであれば何よりも早く列に並ぶという手しかありません。
そのためには会場近くのホテルを抑えておくか、もしくは始発で会場まで行くという方法のどちらかになるでしょう。
新宿の場合、前日入りしてカプセルホテルなどの宿に泊まって翌日始発で会場入りするという人もいれば、始発に間に合うように夜行バスで来てその足で向かうという人もいるかもしれません。
ですが、新宿から始発で行った時、何時くらいにイベント会場へと着く事ができるのでしょう。
今回は新宿から始発で埼玉県内にあるイベント会場へ行く際にはどういったルートで行くのが良いのかというテーマについて解説していきたいと思います。
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・今回対象とする会場
さて、一口に埼玉県内にあるイベント会場といっても大きい会場からちょっとしたライブハウスのような小さい会場まで合わせた場合、ちゃんと数えたことはありませんがおそらく切りがないでしょう。
なので今回は独断と偏見で埼玉県内にあるイベント会場を2カ所に絞りました。
少なすぎると思われる人もいるかもしれませんが、正直言ってこの2カ所が埼玉県内で大規模なイベントが行われる際はこのどちらかである事はほぼほぼ間違いはないでしょう。
その二つは何かというと、一つは頻繁に名前が変わることで有名な所沢市のメットライフドーム。
そしてもう一つはさいたま市にあるSSAことさいたまスーパーアリーナです。
人気の声優やアイドルの大規模なライブが埼玉県内で行われるというのであれば、この2カ所のどちらかでしょう。
余談ですが会場の収容人数は、メットライフドームは33556人、さいたまスーパーアリーナは最大37000人とさいたまスーパーアリーナの方が3500人ほど多いですが、だいたい同じくらいの大きさです。
ちなみにこの2カ所より収容人数が多い会場は東京ドーム、新国立競技場、日産スタジアムの3カ所となっています。
そういった点で考えてもメットライフドームとさいたまスーパーアリーナは関東圏でも大規模なイベント会場と言っても過言ではないでしょう。
ではそれぞれの会場へ始発で行く場合、どの電車に乗れば良いのかというのを解説していきましょう。
今回、時間につきましては全て休日ダイヤを想定して説明しています。
また電車の写真はイメージ用に違う時間帯の電車を撮影したもので、実際の始発ではありません。
予めご了承ください。
・メットライフドームへの始発
まずメットライフドームへの始発から解説していきたいと思います。
メットライフドームの最寄り駅は西武線の「西武球場前駅」という駅になります。
この駅へ始発で行く場合、西武新宿駅から5時1分の電車が始発となります。
5時1分発の電車に乗って行くと5時46分に所沢駅に到着しますので、そこから4番線5番線から発車する西武池袋線の5時49分発飯能行きの電車に乗り換えます。
西武新宿駅から乗る際に、進行方向の後ろから数えて2両目と3両目の間あたりに乗っていると階段とエスカレーターがすぐの場所で下りる事ができますので乗り換えの時間を短縮することができます。
池袋線に乗り換えたら、次の駅である西所沢駅で再び乗り換えとなります。
西武球場前行きの電車は向かい側のホームに停車しますので階段などを登る必要はありません。
そして5時54分に発車する西武狭山線で2駅進むとメットライフドームの最寄り駅である西武球場前駅に6時ちょうどにたどり着く事ができます。
「池袋から西武池袋線で行った方が早いのでは?」という意見もあるかもしれませんが、新宿からの場合だと池袋を経由して西武球場前まで行っても到着時間は一緒という計算になりました。
違うところとしては、出発時間が30分ほど池袋経由の方が早いという点とJRと西武線という2社を利用する関係で電車代が高くなるという点、乗り換えの際に多少の猶予があるという点ぐらいです。
それらを考慮すると、別に西武新宿駅から行ってもまったく問題ないでしょう。
メットライフドームに行ったことがある人であれば判るかとは思いますが、会場周辺にはコンビニが1件あるというだけでそのまま現地にずっと食料や飲み物の買いだし、トイレなどはかなり苦労します。
食料などは前もって購入しておいた方がいいでしょう。
・さいたまスーパーアリーナへの始発
続いてはさいたまスーパーアリーナです。
さいたまスーパーアリーナの最寄り駅はJRさいたま新都心駅。
路線としては京浜東北線、宇都宮線、そして高崎線の3路線となっています。
これらの路線は新宿駅を通っていないので、埼京線の赤羽駅まで行って乗り換えをするか京浜東北線が通っている田端駅まで行くかの2択となります。
で、どのルートが早いのかというと山手線で池袋駅まで行って埼京線に乗り換えてさいたま新都心駅まで行くのが最も早く現地に着けるルートとなります。
新宿駅にも埼京線は通っているのになぜわざわざ池袋駅まで行くのかと疑問に思う人もいるでしょう。
実は埼京線の始発は新宿駅からだと5時58分と非常に遅いです。
それに対し、池袋駅からの埼京線の始発は4時30分と、1時間半ほど早いんです。
本来は新宿駅から移動してこれに乗れればベストなのでしょうが、新宿駅の山手線の始発が4時43分という時間の関係でさすがに池袋からの始発には間に合いません。
なので、山手線の始発に間に合う5時ちょうど発の川越行きに乗って赤羽駅まで移動し、そこからさいたま新都心駅に向かうという形になります。
では実際にそのルートを辿ってみましょう。
まず15番線から山手線の池袋上野方面行きの電車に乗ります。
その後池袋駅に着いたら、4番線に移動し5時ちょうど発川越行きの埼京線に乗ります。
5時9分に赤羽駅に到着しますので、そこから4番線に移動し5時20分発の宇都宮線宇都宮行きに乗り換えます。
さいたま新都心駅には5時32分に到着できます。
このルートの場合、田端駅から京浜東北線に乗り換えていくルートと比較すると10分ほど早く到着できます。
この10分を引き換えに乗り換えの回数を減らすかは正直言って個人の好みにわかれるところでしょう。
一つ注意点として、JRのホームページから新宿駅の時刻表を見ると埼京線の始発が4時21分、山手線も4時43分の前に何本も電車があるような書かれ方をしていますが、これは1月1日だけの運行のようです。
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・まとめ
今回は新宿駅からメットライフドームとさいたまスーパーアリーナに始発で行く場合、どのようなルートで何時くらいに到着できるのかを解説していきました。
いかがだったでしょうか。
個人的な結論ですが、今回紹介した会場に最速で行くのであれば、メットライフドームであれば新宿でも問題ないですがさいたまスーパーアリーナの場合は池袋を拠点とした方が良さそうです。
埼玉県内のイベント会場に行く際に今回紹介した事がお役に立てば幸いです。
(写真と文/鴉山翔一)
・参考文献
新宿駅ホームページ
ジョルダン

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