子どもから大人まで、幅広い年齢層の人から人気を集める「隠れ家」というワード。
幼い頃の隠れ家というと秘密基地のようなものをイメージしますが、大人になると普通のお店にはない独特な雰囲気を持っているお店やなかなか見つけづらいお店なんかの事をそう行ったりしたりします。
そんな隠れ家のようなお店を見つけて、実際に行ってきました。
今回は新宿歌舞伎町で見つけた隠れ家的ラーメン屋「三代目白兵衛」を紹介していきたいと思います。
スポンサード リンク
・歌舞伎町のビルで夜だけ営業しているお店
今回紹介する三代目白兵衛を見つけたのは新宿の歌舞伎町。
歌舞伎町というと、だいたい東宝ビルの辺りから南側は飲み屋などが集まり、北側は大久保病院やバッティングセンター、ホテル街があります。
そして三代目白兵衛が歌舞伎町のどこにあるのかというと、東宝ビルの裏手の路地を少し進んだところにある「オスローバッティングセンター」というバッティングセンターのほぼ向かいにある「K会館」というビルの中にあります。
正直最初この場所に来た時は、「こんなホテルや風俗店ばっかりのところにラーメン屋なんて本当にあるのか?」と半信半疑でした。
一応ビルの入り口の所にはとりあえず飲食店のものと思われる看板があるので、場所自体は間違っていないのでしょう。
ですが確信は持てなかったので目的の店ではなくヤバイ店だった時にダッシュで逃げる準備をして、恐る恐る入り口から奥の方へと進んでいくと「三代目白兵衛」と書かれた暖簾を発見。
ふう、とりあえず間違えてはいなかったみたいです。
そんな恐る恐る来るくらいなら昼間に来れば怪しげなキャッチもいないし安全だろうと思われるかもしれませんが、そういかない事情があります。
というのも、三代目白兵衛の営業は夕方5時から。
昼間は営業していません。
なので日が暮れてからじゃないと行けなかったのです。
ちなみに営業時間はいろんな所の情報を見ると翌日の3時までとなっているのですが、暇な時は早めにお店を閉める事があるみたいです。
フリーダムや・・・・・・。
・ラーメン屋兼居酒屋な白兵衛
入り口の引き戸を開けると、テーブル席が居酒屋のような雰囲気をした店内の様子が目に入った。
開店時間である5時を少し過ぎたくらいの時間ではあったが、壁際のテーブルでは先客が一杯始めていました。
席はどこでもどうぞ言われたのでとりあえず入り口に近いところに座る事にしました。
テーブルの上に置かれていたメニューを見てみると、三代目白兵衛にはラーメン屋としての面と居酒屋としての面の2種類があるという事が判りました。
まずこちらがラーメンやつけめんなどのメニュー。
どちらの麺類も種類が豊富なのが判るかと思います。
そしてこちらが居酒屋メニュー的なモノ。
これだけでもかなり充実していると思いますが、壁にも様々な料理の張り紙が貼ってあります。
・・・・・・正直どっちがメインなのか、わかりません。
そんな大量にあるメニューの中、今回選んだのは三代目白兵衛自慢の「鯛骨塩らーめん」を注文する事にします。
鯛の繊細な味を引き出した1杯というように書かれているこの塩ラーメンなのですが、メニューを見る限り、ラーメン単品に茶漬け用のご飯が付いたセット、ラーメンに白飯そして本日の刺身がセットになったモノの3パターンがあります。
お茶漬け用のご飯と白いご飯とで何が違うのかと気になったので聞いてみると、どっちも普通の白いご飯という事でした。
値段の差は150円程度。
なら刺身が付いている方がなんかお得感があるような気がしますので、今回はラーメンにご飯、そして刺身がセットになっているものを注文する事にします。
・チャーシューを炙って楽しむラーメン
セットを注文してからまず届いたのはこちらの3点。
ご飯、刺身、そしてチャーシューと青物です。
刺身はマグロと鯛、そしてヒラマサがそれぞれ一枚ずつでラーメンが来るまでのお供と行ったかんじです。
この刺身とご飯で食べても良いかもしれませんが、後のお茶漬けのためにも刺身は単品で楽しんだ方が良いかもしれません。
ところでご飯と刺身に関しては先ほどのセットにあったので最初に出てくるのは判りますが、このチャーシューと青物は何で今のタイミングで出てきたのかと疑問に思う人もいるかもしれません。
実は三代目白兵衛では自分でチャーシューを炙って楽しむ事が出来るんです。
炙るために使用するのが先ほどの3点と一緒に持ってきてもらったこの七輪。
中には練炭のようなモノが入っていて、その火で炙るみたいです。
ただ火力が少し弱いみたいで、焦げ目を付けるといったような使い方というよりは炙った風味を付けるというような形が正しいのかもしれません。
刺身を食べ終えてぼーっとしながら待っているとメインである塩ラーメンが届きました。
届いたドンブリの中身は麺の上にカイワレとゴマを散らせた非常にシンプルな見た目をしたラーメン。
「素ラーメンってのがあったらこんなかんじなのかなぁ」とも思いますが、先ほどチャーシューと青物が届いてたので充分な見た目になると思います。
まずスープから飲んでみると、鯛が持つ上品な味わいが口の中に広がります。
かなり優しい味わいなので飲んだ後でも胃に優しい味わいだと思います。
チャーシューは炙った事によってほんのりと香ばしい風味が付いた事に加え、柔らかくておいしいです。
そして一通りラーメンを楽しんだ後に待っているのがスープで作るお茶漬けです。
スープにご飯が隠れるぐらい浸すのも良いのかもしれませんが、今回はご飯の上にギリギリ出ないくらいの量でやってみました。
鯛からとったスープのうま味と塩気をご飯が吸ってくれた事で箸の動きも自然と進みます。
もちろんご飯もスープも綺麗に食べきる事ができました。
スポンサード リンク
まとめ
今回は歌舞伎町で見つけた隠れ家的なお店「三代目白兵衛」を紹介していきました。
いかがだったでしょうか。
三代目白兵衛は夜しか営業しないという事もあってなかなか行きづらいかもしれませんが、行ってみるだけの価値もあります。
呑んだ後にラーメン屋に移動する手間もかかりませんので、気になった方は足を運んでみてください。
(写真と文/鴉山翔一)
*今回注文した品
鯛骨塩ラーメンお刺身セット 1480円
・お店情報
三代目白兵衛
・住所
東京都新宿区歌舞伎町2-30-12
・電話番号
03-3203-9950
・営業時間
18:00~27:00
コメント