西武新宿駅で行われたロボットが近未来的だった!


    工場での製造ラインや物量倉庫での仕分け、ホテルなどでの受付など、今日ロボットは様々なところで利用されています。

    そういった業務用のもの以外にもルンバのような掃除ロボットや人とコミュニケーションをとることができる家庭用のロボットがあったりします。

    いずれは映画やアニメの世界のような人とロボットが共生するような社会が来るかもしれません。

    さて、皆さん。実は11月に西武新宿駅でとある実験が行われていたのをご存知でしょうか。

    そこで行われていた実験というのは、今話題となっている人の代わりに警備を行うロボットだというのです。

    という事で今回は西武新宿駅で行われていた警備ロボットについて紹介していこうと思います。







    ・警備ロボットの必要性

    なぜこのような警備ロボットが必要とされているのか。

    理由としては目前に迫っている東京オリンピック・パラリンピックがあります。

    今日でも日本には多くの外国人が訪れていますが、2020年になれば国内だけでなく海外からも多くの人が東京に集まるとされており、それに向けたテロや犯罪を防ぐための警備を強化したいと東京都は考えています。

    そこで問題となっているのが昨今様々な業界で話題となっている人手不足の問題があります。

    ただでさえ人手が足りないという状況の中で増加していく警備の需要や業務の負担といった問題は解決しなければなりません。

    そこで解決策としてあがっているのが警備ロボットです。

    AIカメラなどを搭載した警備ロボットを使用することで不審物や気分が悪い人を見つけ、警備員のスマホなどに転送することで異常を知らせる、というのです。

    警備ロボットが通知することによって、警備員が常に巡回をしている必要がなく、業務の負担を減らすことができるのです。

    ・実験が行われたのは11月下旬

    情報が貼り出されていたのは11月のとある日。

    駅のコンコースを歩いているとこのようなポスターが貼られていました。

    IMG_5711

    ポスターには西武新宿駅の南口改札からペペの階段まで伸びるコンコースでAI監視カメラが搭載された自立走行型の警備ロボットの実験を行うという事が書かれていました。

    赤く囲われた範囲がロボットの動く範囲です。

    意外と範囲は広いですね。

    いったいどんな感じにやるのか。

    このポスターを見た時に気になったものです。

     

    ・コンコースを動き回るロボット

    そして実験が行われている日に西武新宿駅に行ってみるとちょうど実験の最中でした。

    まずは気になるその警備ロボットについて紹介していくとしましょう。

    こちらがロボットの外観です。

    IMG_5709

    名前はペルセウスボット(Perseusbot)といいます。

    ご想像の通り、ギリシャ神話のペルセウスが名前の元ネタとなっています。

    ペルセウスは怪物を討伐して人々から英雄と称えられ、星座にもなりました。

    今回実験で使用されたロボットも警備ロボットの分野で英雄となれるようにという意味も込められているという事でこのような名前になったそうです。

     

    発表によると大きさは幅61センチ、奥行き90センチ、高さは167センチという事です。

    長時間ロボットを稼働させるためのバッテリーや転倒防止、持ち上げられるのを防ぐために重量は150キロ以上もあるそうです。

    このロボットは東京都の産業技術研究センターが行っている公募型共同研究開発事業に日本ユニシス、アースアイズ、そして西武鉄道の3社が共同で提案した事で実現したそうです。

    ロボットは柱に固定された監視カメラと連携して警備を行い、警備中に病人や不審なものがあったりした場合は駅員のスマートフォンに情報を送るようになっているそうです。

    IMG_5713

    なので、コンコースにある柱の上のほうを見てみるとこのような感じでカメラが取り付けられています。

    このカメラは通路の片側にしかついていませんでした。

    つまり実際にこのシステムを導入すると反対側は死角となってしまいます。

    ですが自立走行するロボットがいるので死角となっている箇所をカバーできるのです。

     

    ・なぜ西武新宿駅で行ったのか?

    なぜ西武新宿駅で実験を行う事になったのか。

    疑問に思った人もいることでしょう。

    これに関しましては西武鉄道からの要請があったようです。

    西武鉄道も2020年の乗客数増加による従業員の負担増加を懸念しており、その対策として考えているのが警備ロボットだったとのことです。

    西武新宿駅は人通りが多いうえ階段などもあります。

    そういった場所でも運用できるかどうかという情報が欲しかったようです。

     

     

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    まとめ

    今回の実験データは検証された後、2020年に駅や空港などでの安全向上、そして現場で働いている人の業務負荷を減らすことができる警備ロボットを普及させる事を目標としているとのことです。

    このようなロボットが街中で警備を行う。

    ちょっと昔であればそれはSF作品の中でしか起こらない絵空事だと考えていた人も多いかと思います。

    2020年にはいったいどのようになっているのか。

    今から将来が楽しみです。

    (写真と文/鴉山翔一)

    *参考資料
    その1

    その2

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