沖縄プロジェクトの13軒目は、
JR新宿駅南口の「沖縄ダイニングがじゅまる」だ。
「がじゅまる」といえば、沖縄に多く分布している常緑樹だ。
潮風に強く、幹が何重にも絡まっている木だ。
そもそも「がじゅまる」という名前の由来が「絡まる」が訛って
「がじゅまる」になったという説もある。
果たして、「沖縄ダイニングがじゅまる」は、どんなからまりを見せてくれるのだろうか?
もしかすると、沖縄とヨーロッパの国の料理がからまっているのだろうか?
それとも、男女の肉体がからまっているのだろうか?
それはないな。
ま、とにかく、ワクワクしながら「沖縄ダイニングがじゅまる」のランチに潜入してみた。
もちろん、自腹で取材しているので、ちょうちん記事は一切書くつもりはない。
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■駅から徒歩5分という最高の立地
正直に告白しよう。
私の足は短い。亀よりは長いが、牛よりは短い。
そんな短い足で、しかも下駄をはいて、ちんたら、ちんたら歩いても、
JR新宿駅の南口から5分でたどりついた。
これは最高の立地だ。
女子会をするときに、この近さは助かる。
地図の読めない女子たちでも、この店なら楽勝で行けるだろう。
では、JR新宿駅の南口改札からの行き方を解説しておこう。
住所は、
JR新宿駅の南口を出ると目の前に甲州街道の大きな道路が流れている。
これを四谷方面(左手)へ行くと、すぐ下に降りるエスカレーターがある。
このエスカレーターに乗って下へ降りる。
もちろん、階段もあるので、階段で降りてもいい。
エスカレーターを降りて、すぐ右へ行くのだが、
右には甲州街道のガードをくぐることになる。
ちなみに、ガードをくぐってまっすぐ行き、左手のビルには、「沖縄酒場ぱいかじ」がある。
「沖縄ダイニングがじゅまる」へ行くには、
甲州街道のガード下をくぐって、すぐ左へ行くのだ。
つまり、甲州街道沿いに歩く。
すると、マクドナルドの赤に黄色のアーチの目立つ看板が見えてくる。
この1階にマクドナルドの入ったビルの7階に「沖縄ダイニングがじゅまる」がある。
「鳥貴族」や「塚田農場」などが入った居酒屋ビルだ。
「田園新宿ビル」という。
しかし、ビルの案内看板を見ると「鳥貴族」や「塚田農場」や
「京町酒場」「まんが喫茶マンボー」などは、すぐに目に飛び込んでくるのだが、
「沖縄ダイニングがじゅまる」は見えない。
え?
ここじゃないの?
と一瞬不安になるかもしれない。
でも、よく見ると、手書きのポスターで「オリオンビール290円」と貼ってある。
「がじゅまる」という店名が目立たないので、
「沖縄ダイニングがじゅまる」を目指していく人は、ちょっと迷うかもしれない。
ビルの入り口には、他の居酒屋の立て看板がいっぱい並んでいるので、
「沖縄ダイニングがじゅまる」は、このビルでいいのかなぁと不安になる。
だから、マクドナルドの入ったビルの7階だと覚えておけばOK!
それでは、エレベーターに乗って7階へ行ってみよう。
■沖縄の雰囲気が味わえるゆったり感覚の店内
エレベーターを降りると、エントランス通路が、ちょっとオシャレだった。
泡盛の一升瓶やら、沖縄の民芸品やら、沖縄の写真やらが、
ソフィスティケートされた感じで展示してある。
正面の壁がピンク色にデザインされていて、天使の翼がある。
この真ん中に立って写真撮影しろってことだね、これは。
インスタ映えを狙った演出だ。
そのへんのデザインを眺めていたら、
「いらっしゃいませ」
と可愛い男子店員がやってきた。
ニコニコしていて人懐っこい感じの店員さんだった。
客席はここから右と左に別れていて、
一方は靴の脱いであがる掘りごたつタイプの席があるらしかった。
ランチタイムは、テーブル席になるらしい。
テーブル席に案内されると、籐椅子にクッションのついた、くつろげる席だった。
この雰囲気は女子たちの心をとらえるかもしれない。
しかも、テーブルの間隔が広いので、女子会の会話がちゃんとできる。
満席の居酒屋だと話が通らなくて、ついつい大声で話してしまい、
居酒屋を出るころには声がかれてしまうことがある。
そういう居酒屋は二度と行くか、と思うのだが、
「沖縄ダイニングがじゅまる」はその心配はなさそうだ。
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■ランチメニューは800円900円1000円と3つの価格帯
ランチメニューを眺めながら、沖縄らしい料理を食べてみたいなぁと思った。
だから、「生姜焼き定食」や「目玉焼きハンバーグ定食」や
「ローストビーフ丼」じゃないんだよなぁと、少しじれったくなった。
価格帯は800円と900円と1000円の3つあるようだ。
沖縄料理じゃないランチメニューが多い。
そこで、目にとまったのが、「ゴーヤ豚キムチ定食900円」だ。
ゴーヤが入っていると沖縄料理になる。
ゴーヤは「ニガウリ」ともいい、日本名は「ツルレイシ」という。
人間がいつも食べているのは、熟す前の実だ。
あの実が熟すとぱっかりと開いて、なかの種が赤くゼリー状になっていて食べると甘い。
沖縄独自の食材だと思っているかもしれないが、広東料理や台湾料理でも使われる。
よし、決めた。
「ゴーヤ豚キムチ定食」にしよう。
ディナーのメニューを見ると、沖縄料理がちゃんとあるみたいで安心した。
海ブドウや、チャンプル、ポーク玉子など、沖縄料理の定番がちゃんとあった。
しかし、沖縄料理じゃないメニューもたくさんある。
「ポテサラ」とか「バーニャカウダ」とか「マリネ」とか、
女子たちが喜びそうなメニューがいっぱいだ。
たしかに、沖縄出身の人も、沖縄料理ばかり食べていると飽きるという。
飽きたら、日本料理や流行の料理を食べてみたいものだ。
「沖縄ダイニングがじゅまる」はいくつかの料理が絡まってるんだな。
ドリンクメニューも、フルーツカクテルやらサワーやらが充実している。
なるほど、この店は女子たちの心をつかむ戦略なんだなと思った。
【サワー】
◆シークヮーサーハイ 499円
◆マンゴーハイ 499円
◆うっちんハイ 499円
◆サンピンハイ 499円
◆泡盛ハイ 499円
◆ハイビスカスさんぴんハイ 499円
◆パイナップルハイ 499円
◆グァバハイ 499円
◆ハイビスカスハイ 549円
◆塩サイダーハイ 599円
◆琉美 599円
◆カシスマンゴー・カシスパイン・カシスビア 549円
◆ピーチマンゴー・ピーチパイン 549円
◆琉球シャンディー・マリブパイン・マンゴービア・コークビア・マリブコーク・泡盛カルーア 599
■料理提供は早くて接客もグッド!
「お客さん、沖縄によく行かれるんですか?」
と可愛い男子店員が声をかけてくれた。
写真をバシバシ撮っていたので、沖縄好きのお客だと思ってくれたみたいだ。
「ええ。カミさんが沖縄好きでして・・・」
と答えたら、沖縄の話題で盛り上がった。
こんな気さくな店員がいる店は、かなりポイントが高い。
多くの居酒屋は店員が嫌々働いていたりする。
そういう店はいい店なわけがない。
だから、店員を見れば、その店の良し悪しがわかる。
その点、「沖縄ダイニングがじゅまる」は楽しそうに店員たちが働いていた。

ランチタイムはドリンクが、セルフで飲み放題だ。
しばらくしてランチ料理がやってきた。
ごく普通のゴーヤの入った豚キムチだ。
キムチの辛さが強くて、ゴーヤの苦みがかき消されていた。
そりゃそうだよな。
写真で見ると皿の大きさがイマイチ伝わらないかもしれないが、
この皿はかなりデカい。
味も悪くないが、そこに驚きと感動はない。
ちょっと物足りないんだよな。
料理に、もう、ひと工夫、欲しいと思うのは贅沢な要求だろうか?
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■まとめ
雰囲気は悪くないのだが、女子たちを意識しすぎていて、
沖縄というよりも、南国リゾートになっている感じがした。
女子会にはばっりちの店だ。
もちろん、デートに誘っても喜ばれるだろう。
今回は、ランチメニューの1品しか食べていないが、
他のメニューを見てみても、新しい扉を開くような気概は見受けられなかった。
メニューブックには、女子たちが喜びそうなデザインで可愛らしさが出ている。
でも、店員さんが最高にいい感じだったのと、立地は最高なので、
新宿マガジンとしては星3つかな。
★★★
沖縄ダイニング がじゅまる 新宿南口店
- お問い合わせ
050-5589-2388
※個室席は予約必須
- 住所
東京都新宿区新宿4-1-13 田園新宿ビル 7F
- 交通手段
JR 新宿駅 東南口 徒歩1分
地下鉄丸ノ内線 新宿三丁目駅 徒歩2分
地下鉄副都心線 新宿三丁目駅 徒歩2分
新宿駅から232m
- 営業時間
【ランチ】
[月~金]
11:00~15:00
※ランチ営業は平日のみ。
【ディナー】
[月~木・祝日]
16:00~24:00
[金・土・祝前日]
16:00~翌05:00
※予告なく、変更する場合がある。
日曜営業
- 定休日
年末年始(1/1~1/3)
- 席数
118席
( 座敷席あり 掘りごたつ席あり カップルシートあり ソファー席あり)
(写真と文/ブッダ猫)
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