1日300万人が乗り降りするというこの駅を初めて訪れた人がぶつかる問題というものがある。
それはなんなのか。君も気になることだろう。
答えは至極簡単。
そう、乗り換えだ。
新宿駅に止まる電車は近隣の都市から来る電車だけでなく、宇都宮や横浜、鎌倉といった遠い場所から来る電車もあったりする。
旅行でそれらの場所へ行こうという人や就職活動で初めて新宿駅で乗り換えをする人にとって、新宿駅での乗り換えはさぞ苦労する問題であろう。
そこで今回は東京都内の主要路線である山手線そして同じホームに止まる総武線から埼京線、湘南新宿ラインへの乗り換えについて紹介していこう。
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1.山手線総武線から埼京線への乗り換えは面倒
さて、まずは山手線、総武線、そして今回の乗り換え先である埼京線、湘南新宿ラインなどがどこにあるかを見てみよう。
山手線および総武線のホームは13番から16番線だ。
見てのとおり西側に寄っている。
そして埼京線、湘南新宿ラインといった路線は1番線から4番線。
こちらは反対に東側に寄っている。
見てのとおり、位置としてはそれぞれ東西にまとまっているのだ。
言葉尻だけ見れば乗り換えなど別に大したことはなさそうに見えることだろう。
だがそれは大きな間違いだ。
確かに見ただけであればただ乗り換えの通路を反対側へと歩いていけばいいように見える。
しかし、この新宿駅の独特な構造が多くの人が迷わせる原因でもある。
なぜなら乗る車両によって、乗り換えの位置ががらりと変わってしまうのだ。
では早速解説していくとしよう。
2.大久保寄りの車両からの乗り換え
まずは新宿駅の北側、大久保寄りの車両から降りた場合だ。
この場所は山手線の外回りと総武線の三鷹行きの先頭に近い車両が該当する。内回りとと千葉行きの場合は逆で最後尾に近い車両だ。
ここで降車した場合はまず地下に下りる必要がある。
地下へと降りるとすぐそばに西口の改札が見えるはずだ。
地下の通路に下りたら、まず東口の改札を目指す。
西口の改札と反対の方向にまっすぐ歩いていけばいいので簡単だ。
通路を突き当りまで行くと東口の改札の前に出る。
東口の改札へと着いたら右に曲がり、通路をまっすぐ進む。
コインロッカーが並ぶ連絡通路をまっすぐ中央東口のほうへと進もう。
中央東口を通り過ぎ、そのまま少し先に行くと1番線2番線に続く階段と3番線4番線に続く階段が見えてくるはずだ。
3,4番線の階段はこれよりも少し先に進んだところにある。
これらのホームに止まる電車は時間によって路線が異なるので、乗る電車がどのホームに止まっているのかは電光掲示板でしっかり確認してほしい。
3.中ほどの車両からの乗り換え
つづいて中ほどの車両に乗っていた場合についてお話しよう。
こちらも先ほどの大久保寄りの車両からの乗り換えと似ている。
まずは階段もしくはエスカレーターで地下に下りよう。
そうすると中央西口の改札がそばに見えるはずだ。
西口の改札ではない。
『中央』西口だ。
余談だが、こちらの改札は先ほどの西口改札と違って小田急線、京王線との乗り換え通路になっている。
またJR新宿駅の中央西口は出口専用だ。
一度ここから出てしまうと西口改札からしか入ることができないので注意してほしい。
さて乗り換えの解説に戻ろう。
階段を降りて中央通路にでたら、中央東口のほうへと通路を進もう。
そうするとアルプス広場という開けた場所に出る。
左手にカフェがあるのですぐに気づくことだろう
この広場を斜め右に進んでいくと、先ほど紹介したように1番線と2番線、3番線と4番線のホームへと上がる階段が見えるはずだ。
4.代々木寄りの車両からの乗り換え
いよいよ最後、代々木寄りの車両に乗っていた時の乗り換えだ。
代々木寄りの車両から乗り換える場合はこれまでの乗り換えと異なり、階段を上がって南口のコンコースを利用することになる。
そのために、電車を降りたら、そばにある階段を上がろう。
階段を上がるとすぐに南口のコンコースに出る。
そうしたら左斜めに進み、東南口を目指す。
そうすると東南口のすぐそばに1番線から4番線へと降りる階段があるので、それを降りればホームに行くことが可能だ。
先ほどまで紹介した地下からの乗り換えは、10両編成15両編成どちらであっても1号車という先頭車両もしくは最後尾の車両が一番近い。
しかし南口側からいった場合はそれよりもやや前方になる。
そこのところよく覚えておいてほしい。
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まとめ
今回は新宿駅を利用するうえで迷いやすい山手線総武線から埼京線湘南新宿ラインへの乗り換えについて紹介していったがいかがだっただろうか。
埼京線などから山手線に乗り換えるのであれば今回紹介したルートの逆を通れば問題なく行くことが可能だ。
しかし、一点だけ注意がある。
もしあなたが埼京線などから新宿駅で山手線に乗り換えるというのであれば、できる限り1号車から5号車辺りまでの車両に乗るようにしてほしい。
これにはちゃんとした理由がある。
新宿駅での埼京線や湘南新宿ラインの停止位置は号車の若い番号のほうが北になる。
つまり、数字が多いほど停車位置が南にずれるということだ。
で、南口よりさらに南にある新南口でも乗り換えは可能なのだが、新南口から山手線などのホームへ行くには地下で甲州街道を横断しなければならない。
つまり、結構歩かなければならないのだ。
それを避けるためにも、できる限り番号の若い車両に乗ることをおすすめする。
山手線からこれらの路線に乗り換えるのはルートさえ知っていればそこまで怖いものはない。
ぜひとも今回の記事の内容が広まって、新宿駅で迷う人が一人でも少なくなることを祈っているよ。
(写真と文/鴉山翔一)
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