新宿区内の沖縄料理店をめぐるプロジェクトの
6軒目は「てぃーだ新宿西口店」だ。
今回はミリオネア夫婦の夫だけがランチに潜入してみた。
都内で5店舗ほど展開しているチェーン店だけあって、
安定した食材と豊富な酒の種類はさすがだ。
妻のほうは、何度か行ったことがあり、
「まあまあかな」
という辛い評価。
いやいやチェーン店の底力を侮るなかれ。
個店には、逆立ちしてもできないようなことが、チェーン店だからこそできる
ということがいっぱいあるのだ。
ちなみに、「てぃーだ」とは、どういう意味は、
賢明なあなたらご存知だろう。
そう、沖縄の方言で「太陽」という意味だ。
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■「てぃーだ新宿西口店」は青梅街道沿いにある
食べログを見ると、JR新宿駅の西口改札から徒歩5分と書いてあるが、
絶対に5分ではたどりつけない。
いや競歩の選手は別だ。
迷ったら、30分だって1時間だって、この界隈をグルグル回ることになるだろう。
オフ会やデートでお店に集合するとなると、
迷う人が必ず出てくるはずだ。
住所は、
迷わず「てぃーだ新宿西口店」へ行くために、
JR新宿駅西口からの行き方を解説しよう。
まず、新宿駅の西口改札から地上へ出る。
地上へ出たら、小滝橋通りを大久保方面へ向かって歩く。
ユニクロの前を通り、思い出横丁のゆるやかな坂道を降りていくと、
ガード下の交差点へたどり着く。
この交差点を、渡って、コンビニの「デイリーヤマザキ」の方へ行く。
この歩道には「ヤマザキ」「サードバーガー」「ベローチェ」と店が並んでいる。
この大きな通りが青梅街道だ。
青梅街道の歩道を、中野方面へ向けて歩けばいい。
河合塾が見えてくるが、それも乗り越えて歩く。
青梅街道には、末広がりの形をした高層ビル「安田生命ビル」がある。
このビルの反対側の歩道だと覚えておくといいかもしれない。
すると、この新宿マガジンでも紹介した「タカマル鮮魚店」の看板が見えてくる。
この「タカマル鮮魚店」の手前のビルの地下に「てぃーだ新宿西口店」がある。
看板には「沖縄ダイニング・てぃーだ」と書いてある。
入り口付近に沖縄らしきデコレーションがあるが、玄関は狭いので見落とす可能性がある。
「昼呑み大歓迎」と大きな黄色いポスターがあるが、
昼間から酒を飲む人たちがいるのだろうか?
■地下に降りていくと泡盛の一升瓶が出迎えてくれる
地下の階段を下りていくと、
泡盛の棚が見えてくる。
棚の向こうに掘りごたつ式の席が見える。
10人くらいのグループでワイワイできそうなスペースだ。
沖縄コミュニティのオフ会で盛り上がれるかも。
ミリオネア夫婦の夫が入店したのは月曜日の12時30分ごろ。
お客はまばらで、空席が目立った。
店内に入ると、若い女性の店員が「いらっしゃいませ」と笑顔でやってきて、
テーブル席に案内してくれた。
好感の持てる接客だった。
■選べるランチメニューがありがたい
・選べるランチセット 800円
この選べるランチセットというのが、ネット情報にはなかったので、
たぶん、最近、はじめたことかもしれない。
ランチセットのメインディッシュは5種類のなかから選ぶ。
「ゴーヤチャンプル」
「ポーク玉子チャンプル」
「フーチャンプル」
「島豆腐チャンプル」
「人参シリシリ」
そして、麺は「沖縄そば」「ソーキそば」「琉球担々麵」のなかから選ぶ。
さらに、ライスかサラダを選ぶ。
小鉢も4種類から選ぶことができる。
人生は選択の連続なのだ。
学校はどこを選ぶのか、会社はどこを選ぶか、結婚相手は誰を選ぶか、
それで、幸不幸が決定する。
結局、夫は、「島豆腐チャンプル」と「ソーキそば」「サラダ」
そして小鉢は「クーブイリチ」を選んだ。
公立中学と公立高校とを選んだ夫の平穏無事なチョイスだ。
ちなみに、「クーブイリチ」とは昆布の炒め物のことだ。
沖縄の方言で「クーブ」とは昆布、「イリチ」とは炒め物のことをさす。
低カロリーで食物繊維とミネラルが豊富で体にいいのだ。
■ヘルシーな沖縄料理に大満足
全体的に上品な薄味で、ミリオネア夫婦の夫の好みにぴったりだった。
昨今は、激辛やらスイーツやら、大味な料理が目立つが、
やはり、食材本来のうまさを引き立てるには薄味でなければならない、
というのが夫の持論だ。
「てぃーだ新宿」はまさに、夫好みの味付けだといえる。
まずは、「島豆腐チャンプル」を食べてみた。
島豆腐の白い肌に、妻を思い出してしまう。
はじめて妻と接吻したときのように、ほろ苦くて淡い味が口のなかに広がる。
マズい!
1人でのびのびと自由にランチを楽しむはずが、
やはり、妻のことを思い出してしまうのだ。
夫が結婚相手に選んだ女性は、間違いない。
これだけは、絶対に人生最高の選択だった。
次はソーキそばを試してみた。
この出汁は、ゴクゴク飲める。
昆布とカツオがよくきいている。
それに、このソーキはただモノではないぞ!
プルンプルンじゃないか!
思わず、夫は妻にメールを打つ。
『ここのソーキそばは絶品ではないか!』
すぐに妻から
『そう?』
と返ってきた。
■泡盛の種類がかなりあった!
夜のメニューはどうなっているのか、メニューブックを探ってみた。
すぐに目に付いたのが、泡盛の利き酒だ。
1200円で、好きな泡盛を3種類選べるらしい。
10種類ある泡盛のなかから選ぶらしいが、
これは泡盛好きにはたまらないシステムだ。
その他の泡盛リストを見てみると、かなりたくさんあって、
珍しい銘柄もあった。
これはポイント高いぞ!
料理もかなり豊富だ。
全部試してみたいところだが、それほど胃袋は大きくない。
メニューブックを探っていると、小さな冊子があった。
これは、どうやらメニューではないらしい。
沖縄の方言やら沖縄料理のことやら、沖縄で取れる魚のことやら、
とにかく、沖縄に関する豆知識を詰め込んだ冊子だ。
これは眺めているだけで楽しい。
テーブルトークも、これで盛り上がるではないか。
なるほど、この店も企業努力しているということだ。
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■まとめ
料理はうまい。
店の雰囲気もいい。
接客サービスも悪くない。
個室やテーブル席も充実している。
料金もリーズナブルだ。
ただ、他店との差別化がちょっと見えてこなかった。
その点を考慮して、新宿マガジンとしては、星3つだ。
★★★
琉球・梅酒ダイニング てぃーだ新宿西口店
- お問い合わせ
050-5869-3849
- 住所
東京都新宿区西新宿7-12-3 西新宿佐藤ビル B1F
- 交通手段
JR新宿駅西口 徒歩5分
地下鉄丸ノ内線新宿駅A18番出口 徒歩5分
地下鉄都営大江戸線・新宿西口駅D4番出口 徒歩5分
西武新宿線西武新宿駅 徒歩5分
新宿西口駅から225m
- 営業時間
ランチ
[月~金] 11:00~15:00
ディナー
[月~木・土] 17:00~24:00
[日・祝] 16:30~23:30
[金・祝前] 17:00~翌1:00
- 定休日
年末年始12月31日~1月3日
- 席数
70席
- 個室
有
(4人可、8人可、20~30人可、30人以上可)
(写真と文/ブッダ猫)
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