新宿中央公園のPark Cafeでランチしよう!


    新宿中央公園のPark Cafeでランチしよう!

    頭がボウッとする。
    朝まで原稿を書いていて、寝たのが、たしか、6時すぎだった。


    それからベッドに入って、起きたのが12時。とすると、6時間は寝たことになる。

    まあ、いいか。
    6時間も睡眠を取れば十分だろう。
    ボクはそう自分に言い聞かせて起きることにした。

    風呂に入り、アロハを着て、外へ出た。
    時間は午後2時過ぎ。
    ちょっと小腹がすいた。
    今日は何を食べようか。

    東京は35度を越す猛暑日だ。
    高層ビルの日陰を渡り渡り歩く。

    とりあえず、いつもの散歩道となっている新宿中央公園に入る。
    今回は、その新宿中央公園で出会った小さな「Park Café」のお話をしよう。

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    ■新宿中央公園に移動カフェのノボリが揺れていた!

    新宿中央公園は、JR新宿駅から都庁を目指して歩けばいい。
    まっすぐに歩いて、都庁を通り過ぎると、緑の森が見える。そこが新宿中央公園だ。

    この公園には、ちょっとした運動遊具があって、大人も運動不足解消のために、ここで体を動かしている。
    犬の散歩をする人もいるし、子どもを遊ばせている奥様たちもいる。
    指をからませてベンチに座る恋人たちもいる。
    なかには、昼間っからディープキスをしているカップもいて、そばを歩く、こちら側がドキドキする。

    そんな新宿中央公園には、ランチを楽しむスポットがある。

    この日は、猛暑日だったが、木陰の下を歩くと涼しくて気持ちがいい。
    ベンチで、お弁当を広げているOLさんたちや、パンをかじりながらスマホをいじってる会社員たち。
    お昼時になると、そんな人たちで、この公園はいっぱいになる。

    しかし、午後2時ごろは、閑散としていて、静かなものだ。
    漫才の練習をしている若者が2人いた。
    明日のスターを夢見て頑張っている人たちを見るのは楽しいものだ。

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    深い緑のなかを歩いていき、北エリアのランチコーナーにさしかかったとき、ボクの足が止まった。
    おいしい匂いが流れてきたのである。
    う~~ん、これはカレーの匂いだ。
    お腹の虫がグウっと鳴く。

    ボクの視線の先には、移動カフェのノボリが風に揺れていた。

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    ■新宿中央公園の移動カフェの名前は「Park Café」

    テーブルは15、椅子60席ほどのスペースがあり、どの席も木陰になっていて、木々の葉へ風が吹くたびに地面に落ちた影が揺れる。
    炎天下でも、ここだけは過ごしやすい爽やかな場所だ。

    少し、ここで読書でもしようかなぁ。
    端のテーブルには、2人の若者がカメラに向かって何やら話している。たぶん、ユーチューバーなのだろう。
    もう1つのテーブルでは、白人のご婦人が読書している。

    でも、読書の前に、腹ごしらえだ。

    移動カフェの名前は「Park Café」
    おススメはなんだろう?

    ・タコライスが600円。
    ・タイ風キーマカレーが600円。
    ・牛スジカレーが800円

    さっきから、ボクの鼻腔をくすぐる良い香りはなんだろう?
    たぶん、牛スジカレーだな?

    「この店のおススメは何ですか?」
    ボクは店の女の子に訊ねてみた。元気のいい褐色の女の子だ。

    「牛スジカレーがおいしいですよ!」

    「辛いのが苦手なんですけど」

    「大丈夫です。そんなに辛くありませんから」

    「じゃ、牛スジカレーで」
    ボクは、バックからお財布を出す。

    そのとき、ちらりと視界に入ってくるものがあった。

    カウンターの左で存在感を示している「コロナビール」である。
    そこで、ボクは思わず言ってしまった。

    「コロナビールもつけて!」

    牛スジカレーにビールか、悪くない取り合わせだ。

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    ■新宿中央公園で本物のオープンカフェを味わう!

    「そんなに辛くありません」
    と店のスタッフは言ったが、果たしてどうなのか?

    もしも、激辛だったら、突き返してやるからなと、ボクはスプーンでカレーを口に運んだ。

    ん?

    辛くない。
    これは、何だ?

    カレーの味のするウンコなのか?
    まさか!

    野菜も肉もトローリと溶け込んでいる。
    わずかに肉の原型が残っている塊を発見するが、口のなかでトロトロに解けていく。

    「う~~ん、うまい!」

    これはうまいぞ!

    タマネギだな。タマネギがいっぱい溶け込んでいるに違いない。
    タマネギの甘さが、口のなかに広がるのだ。ニンジンもジャガイモも、すべて甘く解けているのだ。

    豊満な乳房を揉みしだきながら、濃厚な接吻すると、たぶん、こんな甘い感覚になるに違いない。

    桜の木の枝にとまったハトが、こちらを物欲しそうにうかがっている。
    わぁ!
    こっちへ飛んできた。

    ハトって奴は、遠慮がないからなぁ。
    人間の目の前まで迫ってきやがる。
    もしかして、目が悪いのか?

    お前らには、絶対にやらん!
    こんな、うまいカレーを誰がやるもんか!

    公園内のカフェだからこそ、ハトと睨み合いっこができるのだ。
    これこそ、本物のオープンカフェではないか!

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    ■新宿にこんな素敵な公園があるなんて知らなかった!

    食べ終わった容器と、ビール瓶は、公園のゴミ箱ではなく、「Park Café」が用意しているゴミ箱に捨てる。

    「ビール瓶も一緒に捨ててください」
    とスタッフの女の子が教えてくれた。

    聞くと、彼女は、湘南から来ているのだという。
    たしか、新宿湘南ラインがあるので、鎌倉や逗子、藤沢、辻堂、茅ケ崎、平塚、小田原あたりから、乗り換えなしで、新宿に来られるのだ。
    便利になったものだ。

    彼女がどの駅なのかは、恥ずかしくて聞けなかった。
    湘南といえば、どこだろう?
    やっぱり、茅ケ崎かなぁ。
    日に焼けた笑顔が眩しいので、やっぱり、サーフィンとかしているのだろうか?

    「私、ここで仕事をすることになるまで、新宿に、こんな素敵な公園があるなんて、知らなかったんですよ」
    と言う。

    そうか、湘南あたりの人には、新宿は、知らない土地なんだなぁ。

    「新宿マガジンっていうブログやってるんで、この店、紹介していいっすか?」
    とボクが言うと、

    「いいっすよ!」
    と快く承諾してくれた。

    「夏の間だけやるんですか?」

    「いえ、ずっとやりますよ。土日は、向うの芝生広場で営業するんですけど、平日はここでやります」

    「ここ」というのは、ランチコーナーのことだ。
    新宿中央公園は広いので、迷うかもしれないが、テーブルがいっぱいあるスペースはここしかない。

    「じゃ、夏が終わってもやるの?」

    「はい。寒くなるまでやりますよ。秋は稼ぎ時だって、オーナーから言われています」

    とのことだ。

    移動カフェの車は土日になると、新宿白糸の滝のところでオープンしている。ケバブとか、ハンバーガーとか、コーヒーの味もなかなかあなどれないものがある。カフェ車もいろいろ来るので、車を見るだけでも楽しめる。

    西エリアのジャブジャブの池とちびっこ広場の間のログハウスも、夏の期間中、カフェをオープンさせている。そちらは、「がんこおやじの牛乳」が有名だ。

    ま、とにかく、新宿中央公園のランチコーナーの「Park Café」で、ぜひとも、牛スジカレーをご賞味あれ!

    ・店名/Park Café
    ・営業時間/11時30分~16時
    ・定休日/雨が降った日
    (春、夏、秋と営業するそうです。もしかすると、冬もやってるかも)

     

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    ■夏の新宿中央公園は「イブニング・バー」で盛り上がる!

    実は、夏の間は、夜も営業するのだという。
    「Park Café」だけじゃなくて、いくつかの移動カフェの車がやってきて、イブニング・バーが開催されるのだ!

    場所は、「新宿ナイアガラの滝」の前の水の広場だ。
    新宿中央公園のメイン広場と言ってもいいだろう。

    特設ステージもあって、地下アイドルや、インディーズアイドル、プレアイドルたちが歌って踊ってくれる。熱烈なファンたちが、ステージの前で応援したりしている。

    近くに、ヒルトンやハイアットホテルがあるので、外人さんたちもいっぱい来る。

    盆踊りの時期になると、ここに櫓が建てられて、浴衣姿で踊るのだ。
    新宿の高層ビルの谷間に、東京音頭が鳴り響く。
    飲めや! 歌えや! 踊れや! ホイホイ! じゃ!
    新宿中央公園は、なかなか楽しい場所なのだ。

    ・期間/7月20日から9月30日。
    その期間内の水・木・金曜日。
    ・営業時間/18時から22時
    雨天の場合は中止
    ・場所/新宿中央公園内の水の広場

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    ■まとめ

    新宿中央公園には、意外な楽しみ方があるってことが理解していただけただろうか?

    緑の公園を散歩するだけじゃないのだ!
    緑の公園の花を愛でるだけじゃないのだ!
    緑の公園で愛をささやくだけじゃないのだ!

    新宿中央公園は、おいしい牛スジカレーを食べるところだったのだ!
    そして、夜は飲める場所だったのだ。

    イタリアの名言で「マンジャーレ! カンターレ! アモーレ!」というのがある。
    食べて! 歌って! 恋をして!
    という意味だ。

    新宿中央公園はこれだ!

    飲めや! 歌えや! 踊れや! ホイホイ!
    (写真と文/ブッダ猫)

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