映画『新宿スワン』でリアルな新宿の裏側を見る!

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映画『新宿スワン』でリアルな新宿の裏側を見る!

キミは、新宿・歌舞伎町にどんなイメージを持っているかな?
ギネスブックにも載ってる世界一の乗降者数を誇る新宿駅。


その新宿最大の歓楽街が歌舞伎町だ。

だから、とにかく人が多いというイメージを持っている人が多いことだろう・・・。

最近は治安もよくなって、中国マフィアやヤクザの姿はめっきり見なくなったが、夜になると、ホストクラブのイケメンホストやドレス姿のキャバ嬢などはよく見かける。

果たして、そんな新宿のリアルな裏側ってどうなってるのか、気になるところだよなぁ。

もちろん、素人のキミが新宿歌舞伎町の裏の世界へ入っていったら危険極まりない。絶対に辞めておいたほうがいい。

有名な元プロ野球選手が、白昼堂々と歌舞伎町の脱法ハーブ店へ出入りしたり、覚せい剤を購入したりしていたというから、まだまだ怖い場所なんだ。

だから、気になる新宿の裏側は、映画を観て好奇心を満足させよう!

今回は、映画『新宿スワン』を観ながら、リアルな新宿歌舞伎町の裏側を探ってみた。

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■夜のスカウトマンってどんな仕事?

 

「新宿スワン」は2000年代はじめの新宿歌舞伎町を舞台とした、スカウトマンを主人公とした映画だ。

主人公の白鳥龍彦を綾野剛が演じ、ライバルの南秀吉を山田孝之、風俗嬢のアゲハ役が沢尻エリカ、バーのママが山田優、スカウト会社の社長真虎が伊勢谷雄介という豪華キャストの映画だ。

2015年に全国の映画館で公開されるやたちまち興行売上1位に躍り出て、それまで1位だったディズニーの『シンデレラ』の連続1位を阻止したっていうから、スゴイ映画だと思わないか?

原作は、講談社の『週刊ヤングマガジン』に連載していたマンガだ。

原作者の和久井健は、かつて実在した日本一のスカウト会社で働いていた元スカウトマンなんだ。

作者本人が体験した出来事を元にして脚色してマンガにしたわけだから、かなりリアルな新宿の裏側が描かれているってわけだ。

ただし、原作者の和久井がスカウトマンをやっていたのは2000年前後のことだから、ひと昔前の話だ。そこんところは、ちょっと気をつけてくれよ。

そもそも、スカウトマンとはどんな仕事なのか?
スカウトマンといっても芸能事務所で将来のスターの原石を見つける仕事ではなく、街で女の子に声を掛け、夜の仕事で働く店を斡旋するのが仕事だ。

 

東京有数の歓楽街を擁する新宿区では、2003年に「客引き行為禁止条例」が施行され、「スカウト通り」とも呼ばれる新宿東口から歌舞伎町に向うメイン通りから、スカウトマンは激減してしまった。

 

現在は戻りつつはあるが、そんな歌舞伎町のスカウト全盛期の姿がこの作品で垣間見ることができる。

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■金髪パーマのスカウトマン

 

金髪で天然パーマが特徴的な主人公、白鳥龍彦(タツヒコ)は、金にもツキにも見放され、新宿でチンピラ達に袋叩きにされているところを真虎(マコ)に助けられる。

職も行き場もなかった龍彦は、真虎に誘われてスカウト会社「バースト」のスカウトマンとして働くことに。 やっとのことではじめてスカウトした女の子がキャバクラではなく風俗を紹介されたことにショックを受けつつも、 「俺がスカウトした女の子には必ず幸せだって言わせます!」と、 この街で一番のスカウトマンになることを誓うのだった。

 

持ち前のガッツで徐々に成果を上げていく龍彦であったが、自身の働くバーストの幹部にたちに利用されることになる。

 

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■龍彦を目の敵にする秀吉

スカウト会社「バースト」には、ライバル会社「ハーレム」という存在がある。

「ハーレム」のスカウトマンである南秀吉は、先輩スカウトマンを押しのけてでも幹部に上がろうとする野心家。

秀吉は、なぜか龍彦を異様にライバル視している。 その原因は映画の後半に明かされる。

秀吉は、裏で薬物の売買を行い、軍資金を手に入れてのし上がろうと目論む。 実は昔から龍彦のことを知っているようだ。

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■スカウト会社「バースト」VS「ハーレム」

 

歌舞伎町では、2つのスカウト会社「バースト」と「ハーレム」が縄張り争いをしている。

元々はバーストに所属していた松方が立ち上げたのがハーレムであるが、互いに勢力を拡大しようと企み、衝突する。

その争いの中、龍彦は幹部の関に騙され、ハーレムとの抗争の火種に利用されてしまう。

交渉で売り渡されそうになった龍彦は、ハーレムの葉山と裏取引をしていた真虎に助けられる。 その結果、ハーレムの社員たちはバーストに吸収される。

「ハーレム」は無くなり、「バースト」はさらに巨大化していく。

かくして、「バースト」VS「ハーレム」の抗争は一見落着に見えた。 だが、元ハーレムの葉山と秀吉は、バーストの内部からの乗っ取りを企んでいるのであった。

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■新宿スワンの結末 ※注意ネタバレあり

 

龍彦は風俗店の店長に殴られているアゲハを助け、安心できる店を紹介してやるのだが、彼女は元居た店に戻ってしまう。

アゲハを連れ戻しにきた龍彦は、ヤク中になった彼女を発見する。

そこで秀吉と乱闘になり、龍彦を助けようとしたアゲハは、店長を刺して警察に逮捕される。 秀吉は薬物を使い、スカウトした女の子を店に縛り付けつつ薬の売人として大金を得ていたのだ。 すべてが明らかになり、秀吉はバーストから追われる身となる。 龍彦を気に入ってくれている高級クラブ「ムーランルージュ」のママ・涼子からの情報で、龍彦は秀吉の本名を知ることになる。 同じ中学校の同級生だった秀吉は、過去に龍彦の友人をナイフで刺し殺していたのだ。

本気で殴り合い、本心をさらけだした秀吉を逃がし、龍彦は彼が残したドラッグで紋舞会とバーストを納得させる。 しかし、秀吉は口封じのために殺されてしまう。 それでも龍彦は新宿でスカウトマンを続ける覚悟を決める。

 

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■感想まとめ

いかがだろうか?

新宿・歌舞伎町って、ちょっと怖い街かも、と思ったかもしれないが、映画『新宿スワン』で描かれている喧嘩シーンや暴力沙汰はめったにあるものじゃない。

映画をおもしろくするために大幅に脚色されている。

大半のお店は善良に営業しているし、大半の働く人たちはまっとうな商売をしているのだ。

ただ、ごく一部では、怪しいことをしているところもある。

それって、別に歌舞伎町に限った話じゃない。
どこでもあることだろ?
大半に人間は善良だが、一握りの人間は悪事に手を染めている。
それが浮世の世界ってことだ。

映画『新宿スワン』は、長編漫画が原作で、その一部を映画化しているためか、映画のストーリーとしては中途半端な終わり方をしている。

誰が秀吉殺しを指示したのかも明かされないまま幕を閉じている。

沢尻エリカ演じるアゲハが、雨の日に風俗店から裸足で逃げ出すシーンは非常に美しく印象的だ。

だが、秀吉を探す龍彦のバックに8ミリフィルムのような過去の映像を映しているのが、どうも安っぽい印象を受ける。

 

また、アゲハを薬漬けにした相手を殴り合っただけで許してしまうのは、 いくら龍彦といえども単純すぎるのでは? と思ってしまう。 園子温監督作品ではあるが、血まみれやグロテスクなシーンがなく、また、独特のエロいシーンも少ないため、この監督のファンの方は少し物足りなく感じてしまうのでは。
それもそのはず、今回は園子温は監督のみで、脚本は人気放送作家の鈴木おさむが手がけており、幅広い層にも楽しめる作品に仕上がっている。

龍彦に綾野剛、秀吉に山田孝之、原作イメージそのままの真虎は伊勢谷友介と、 豪華キャスト陣が熱演している。

山田優が高級クラブの涼子ママというのには、心もとない気もしたが、演技力で見事にカバーしており、妖艶で大胆な女性を演じている。 原作の和久井健自身が元スカウトマンという経歴を持ち、そのリアルな迫力がある。やっぱり、真実の力はスゴイ!

映画『新宿スワン』は、数々の謎を残したまま終わっているが、続編が2016年1月から撮影を開始しており、今から公開が待ち遠しいかぎりだ。

(文・千乃谷)

 

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