古き良き昭和の雰囲気が残る「はやしや」が隠れた名店たる3つの理由

レストラン

新宿靖国通り沿いにある新宿サンパークビル。

見るからに古そうなこのビルであるが、このビルの中には知る人ぞ知る洋食屋がある。

それが「はやしや」だ。

創業者の名前と落語家の「林家」をもじったこの店は新宿の隠れた名店の一つでもある。

では早速紹介していくとしよう。

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1.入る前からすでに楽しい「はやしや」

はやしやがあるのは俺にとっては馴染みがある場所、三平ビルの5階だ。
はやしや外観
普段行くのはこの建物の1階から3階にあるゲームセンターなのだが、今回はエレベーターを使って5階に行く。

エレベーターを降りると、すぐにはやしやの前に出る。

店の前にはショーケースの中に様々なプレート料理のサンプルが置いてある。

 

ショウケース

 

これだけあると見ているだけで楽しい。

さて、そろそろ中に入るとしよう。

店内はL字のスペースにテーブルが並べられている。

そしてBGMとしてクラシックのような感じの音楽が流れている。

その様子はとても年季の入ったビルの中にある店には見えない。

まさか、ゲームセンターの上にこんな落ち着いた感じのレストランがあったなんて、思いもしていなかった。

店内

テーブルの上にはすでにメニューが置かれていた。

ハンバーグやポークソテー、チキンソテーの他、定食やカレーといった様々な料理を扱っているというのがよくわかる。

どれも魅力的だ。

ここまで種類が豊富だと何にするか迷う。

しばらくメニュー表を見ていると、なんかハンバーグを食べたくなってきた。

最近食べていなかったから、というのもあるのかもしれない。

せっかくなのだから、注文してみるとするか。

ハンバーグのセットも生姜焼きや魚のフライなど様々な料理とセットにしたものがある。

その中で選んだのは、ハンバーグと唐揚げがセットになった品だ。

これを選んだ理由だが、単純にハンバーグと唐揚げという個人的に好きなものが組み合わさっているのがとても魅力的に感じたからだ。

俺は近くにいた店員に声をかけ、ハンバーグと唐揚げのコンビネーションプレートを注文した。

ちなみに、今回選んだハンバーグ&唐揚げのコンビネーションプレートは対象外だったのだが、平日の10:30から17:00までと休日の10:30から15:00まで提供されているランチメニューを選ぶとドリンクが1杯サービスで提供される。

料理が提供されるまでの待ち時間、もしくは食べ終わった後に一息つくのにはちょうどいいかもしれない。

 

メニュー

 

2.懐かしい感じが溢れる様々な料理

さあ、俺が注文していたハンバーグと唐揚げのセットが届いた。

 

ハンバーグとから揚げ

 

おお。これはなかなかうまそうだ。

ハンバーグと一緒に大き目の唐揚げが3つもついている。

 

早速ハンバーグから頂くとしよう。

ナイフでハンバーグを一口分切り取って口の中へ入れる。

味付けは照り焼きソースのようだ。甘辛い味がする。

つなぎとなるものがそんなに入っていないからなのか、肉としての食感をしっかりと味わうことができる。

これはうまい。

そこにライスを口の中に入れるとこれがまたいい。

ハンバーグにライス。まさに王道の組み合わせだ。

次に唐揚げだ。

3つあるうちの1つにフォークを刺し、豪快に一口で齧り付く。

うん。衣がサクサクだ。

中の肉もしっかりとした食感があり、しかも噛めば噛むほど肉汁が出てくる。

唐揚げといえばこうでなくては。

そして唐揚げの余韻が残る口の中にライスを運ぶ。

うむ。あう。

余韻だけでもこのうまさ。

さすがである。

付け合わせとして盛られているのは、千切りキャベツと春雨のサラダだ。

こういった付け合わせというとキャベツだけということが多いが、春雨サラダがついているというのはどこか珍しい気がする。

それに春雨サラダって最後に食べたのがいつだったか思い出せないくらい昔な気がする。

早速春雨サラダを食べようとするが、箸がない。

そもそも洋食料理に箸がついてくるわけがない。

店員を呼んで箸をもらおうかとも考えたが、わざわざ春雨サラダのためだけに箸をもらうというのも気が引ける。

少し考えた結果、俺は春雨サラダをパスタのようにフォークで巻いて食べるという方法を選択した。

やる前は簡単にできると思っていたのだが、如何せん春雨が思った以上にツルツルと滑ってうまく巻けない。

何度かチャレンジしてようやくそれらしく巻くことができたのでフォークを口の中へと運ぶ。

春雨サラダは和風のドレッシングを使って味付けされていた。

さっぱりとした味わいが口の中に残っているハンバーグと唐揚げの脂っこさを洗い流していく。

セットについてきたスープはコンソメスープだ。

一通り味わった後にこのスープを飲むとホッと一息がつけて落ち着く。

 

3.人気料理が一皿にまとまった特別なプレート料理

こういった昔ながらのプレート料理というとハンバーグやエビフライなど様々なおかずがあるが、いざ頼むとなると迷うことは多いだろう。

そして一度はこう考えたことがあるのではないだろうか?

どうせだったら、メインのおかずとなる料理を全部食べたい、と。

量的にも、金額的にもまずそんなことができるはずがない。

というのが一般的な考えであるが、はやしやではそれを叶えることができるメニューが存在する。

それが「昭和のプレート」だ。

昭和のプレート

どうだろうか。この圧巻のボリュームは。銀色の皿の上に盛られたおかずの数々。

まさしく「ザ・昭和」である。

ちなみにこの昭和のプレートで食べられる料理は次の通りだ。

・エビフライ

・ハンバーグ

・サーモンのムニエル

・豚肉のソテー

・春雨サラダ

・千切りキャベツ

・コンソメスープ

・カレー

・コンソメスープ

ちなみにカレーはハヤシのルーにすることもできる。

 

で、注文したはいいが、これってどういう感じに食べ進めていけばいいんだ?

恐らくライスとカレーは最後に味わうものなのだろう。

ということは、まずはこの豊富なおかずから食べ進めていくのが正攻法なのだろう。

食べ進め方が決まったところで、早速行くとしよう。

まず俺が手を付けたのはポークソテーだ。

しっかりと焼かれているポークソテーをフォークで刺して口に運ぶ。

ソテーはカリカリの食感になるまで焼かれている。また黒コショウがよく聞いているのか、噛むたびに肉の旨味とコショウが良くマッチする。

次に手を伸ばしたのはサーモンのムニエルだ。

フォークの縁をあてると簡単に鮭の身がほぐれる。

これはかなり柔らかそうだ。

一口食べると、先ほどのポークソテーと違ってこちらは塩味がだいぶ効いているのがよくわかる。

小骨も特に見当たらないため、とても食べやすい。

添えられている春雨サラダとキャベツの千切りについてはハンバーグのプレートのものと同じようだ。

さて、そろそろこのプレートでメインを張っているであろう2品をいただくとしよう。

まずはハンバーグ。

コンビネーションプレートのハンバーグには照り焼きソースがかけられていたが、この昭和のプレートのほうには特にそういったソースはかけられていない。

いわば「素ハンバーグ」とでも言ったところだろうか。

いったいどんな感じの味になるのだろうか?

気になりつつも一口サイズに切ったハンバーグを口の中に入れると、黒コショウのスパイシーな味が口の中に広がっていく。

なるほど。コショウ味のハンバーグ。これはなかなかありかもしれない。

そしてエビフライ。

これほどのエビフライまで入っているのはと驚く。

エビフライの中央にフォークをつきたて、頭のほうから齧り付く。

エビが太く、食感もぷりぷりとしていてうまい。

食べる前は衣でエビの大きさをごまかしていると思ったが、そんなことはない。

しっかり太いエビを使っている。これは嬉しい。

カレーの肉

一通りおかずを食べ終えた俺は、いよいよ締めのカレーへと手を伸ばした。

ソースポットの中のカレーを全部白飯に注ぐ。

だが、注ぎ終わったところであることに気付いた。

ルーの量が明らかに少ない。

ポットを見た限りではかなりの量が入っているように見えていたのだが、かけてみると全然足りない。

理由は大きな肉の塊が入っているからだ。しかも2個。

これが入っているのは嬉しいことではあるのだが、いかんせん白米に対して圧倒的なまでにルーの量が少ない。

ライスは他のおかずの時に食べても問題なかったらしい。まあ、今となっては遅い話だが。

とりあえずカレーもいただくとしよう。

ルー自体はそれほど辛くはない。

むしろちょうどいいくらいだ。これでもっとルーがあったら最後までカレーを楽しめたかもしれない。

次に来るときはそのあたりのペース配分もちゃんと気を付けよう。

ごちそうさんでした。

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まとめ

さて、今回は知る人ぞ知る洋食料理店「はやしや」を紹介したがいかがだっただろうか。

このはやしやは戦後間もないころにここ新宿の地に店を構え、古き良き昭和の味で人気を博してきた。

そしてその味はどこか懐かしさのようなものを感じられるものばかりである。

新宿を訪れたら、一度この昭和の雰囲気の残るこの店に足を運んでみていただきたい。

 

【今回紹介した品】

・ハンバーグ&唐揚げ           960円

・昭和のプレート                  1280円

 

お店情報

はやしや

・住所

東京都新宿区新宿3-22-12 新宿サンパークビル 5F

・電話番号

03-3352-5519

・営業時間

10:30~23:00(L.O.22:15)

 

(写真と文/鴉山翔一)

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