王道から型破りまで! 客を飽きさせない店「舎鈴」

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昨今のラーメンブームの影響もあって、好きな食べ物を「ラーメン」と答える人は少なくないだろう。

現に数多くの魅力的な店がある。

しかし、「毎日ラーメンを食べ続けることができる」こう声高にいう人はそうそういない。

その理由は人それぞれだろう。

重いから。

飽きるから。

金銭的な問題から。

ちなみに俺は金銭的なものと時間的なものによるところが大きい。

こればっかりは若さでどうなるとかってもんじゃないのでね……。

 

そんな中、毎日自慢の味を食べてほしいと工夫を凝らし続けてきた店が新宿にある。

その店の名前は「舎鈴」。

前々から気にはなっていた店だったのだが、今回思い切って舎鈴新宿西口店に行ってみることにした。

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◎毎日食べてもらうことを目標に作り上げた「つけ麺」

舎鈴新宿西口店はヨドバシカメラや新宿郵便局がある新宿駅西口のそばに店を構えている。

このあたりは年季の入った建物が多い関係か、店の外観もそれに近い印象がある。が、舎鈴の場合はそんなことはない。

むしろかなり明るい。

それは店内も同様で、白い色と木目を意識したのであろう内装は照明の効果も合いまってどこか温かみすら感じるほどだ。

最初に食べるのは店自慢の品である「つけ麺」。

毎日お客に食べてもらいたい。その思いと共に作られてきた麺料理だ。

そして運ばれてきたのがこちら。

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では早速いただくとしよう。

いつものごとくスープから味見してみる。

スープは魚介をベースに鶏や豚の旨味を加えたダブルスープだ。

煮物や味噌汁などで使われることの多い魚介系の出汁は日本人にとっては馴染みの深い味だ。

しかもスープには生姜が少し加えられているらしい。

濃厚なスープの中にピリッとした辛味が時々顔を覗かせる。

この寒い中、体をしっかりと温めてくれそうだ。

麺はやや細めの中太麺を使っているようだ。

しっかりとスープをその身に含ませて啜りこむ。

うん。この感じ。うまい。

やっぱりつけ麺というならばこれくらい濃厚でなくては。

スープの中に入っている具材はメンマやチャーシュー、なるとといったラーメンでおなじみの具材だ。

なるとが入っていることによって、本来なら茶色っぽい見た目のスープがどこか色鮮やかになっている気がする。

たかだかなると1枚ではあるが、その効果はすさまじいのかもしれない。

丼の底に沈んていたチャーシューは身がとても柔らかい。手間が掛けられているのだろう。

麺も具材も食べきり、残っているスープを飲み始める。

濃さもちょうどいいため、割りスープを使わなくても飲むことができる。

魚介と動物のダブルスープ、そしてそこにアクセントとして加えられているショウガ。

濃厚でかつ体の芯から温まりそうなスープはこの時期には本当にありがたい。

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◎コストパフォーマンスもよく昔ながらの味がする「中華そば」

紹介したい料理の2品目は中華そばだ。

 

「中華そば」と銘打つだけあってつけ麺の時のコッテリとした感じはなく、かなりあっさりとしていそうな見た目だ。

適度に油を浮かせ、醤油ベースの味付けになっているのであろう透明度の高いスープ。

麺の上で器を彩る具材はメンマ、チャーシュー、なると、海苔、ネギ、そしてほうれん草。

この「ほうれん草」というのがもしかしたら重要なのかもしれない。

ほうれん草がのっているからか、どこか懐かしい中華そばという印象を受ける。

スープを掬い、口元へと運ぶ。

鶏をベースにしているのであろうスープは鶏以外にも醤油の味が豊かだ。

脂もそこまでくどくなく、むしろより旨味を増やしている。

この味わい、この味こそ古き良き日本のラーメンのそれだろう。

麺はつけ麺に使われていたものと比較するとやや細めのようにも見える。

だがそのほうがいい。

こういった昔ながらの中華そばに太麺を使うなど邪道だ。

使うとしたら細麺かこの中華そばのような太さの麺。

そうでないとスープと麺の両方の味を一度に楽しむことなんてできやしない。

麺とスープ。両方味わうことができなければ意味はない。

これでいてこの中華そばはお値段490円。

ワンコインでしかもおつりが返ってくる。

500円台のラーメンはいくらかあったとしても、500円を割るとなるとその数は一気に少なる。

この値段でこれほどの味の一杯が食べられるというのは本当に驚きだ。

 

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◎もはやつけ麺の常識を超えた一品「〇〇〇」

つけ麺、そして中華そばと来たところでそろそろ舎鈴だけの驚きのメニューを紹介したいと思う。

正直言って、これを店で最初見たときは自分の目を疑った。

今までこんなの見たことない。

というかそもそもそんなやり方ありなのか、と。

そう思うな、というほうが無理だというものだ。

本来ラーメンやつけ麺にはあるべきものが全くないのだから。

 

能書きはいいからさっさと言えといわれても困るのでまずは写真からお見せしよう。

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つけ麺のように丼が分かれていて、片方にはスープが、そしてもう片方には大量の肉ともやしが盛られている。

「肉つけ麺とかでしょ?」「どうせこの下は麺があるんだろ?」

そう思われるかもしれない。

だが、はっきり言っておこう。

この肉ともやしの下に麺は、ない。

一本たりともない。

というか、炭水化物でできたものが全くない。

そう。これこそ舎鈴が生み出した今までの常識を大きく外れたメニュー。

つけ麺の麺を全て肉に変えてしまったという驚きの一品

その名も「つけ肉」だ。

「もう麺料理じゃないじゃん!」 そう言ってしまえばそれまでなのだが、本音をいうと今ラーメンやつけ麺を苦しめているであろうとある事柄をこのようにして対応するとは考えたことはなかった。

昨今話題になる糖質制限。

この糖質とはいわば炭水化物だ。

麺料理となるとどうしても炭水化物である麺は使わざるを得ない。

しかし舎鈴で提供されるつけ肉ではその炭水化物がほとんど使われていない。

結果、太ることを気にせずにつけ麺のような濃厚な味を楽しむことができる、というわけだ。

さあ、この気になる品を早速食べるとしよう。

肉を1枚箸でつまみ、すき焼きの卵みたくスープに浸して口の中に運ぶ。

麺が肉に変わっただけなのだが、まったく感じが違う。

スープによって肉の旨味が引き出されていてまたうまい。

豚肉は脂身の部分が少ないものを使用しているからか、濃厚なスープととてもよくマッチしている。

そんな肉の量は200グラム。

たっぷりとつけ肉を楽しむことができるのだ。

肉と合わせて盛られていたタマネギやもやしも同じようにスープに浸して食べてみると、肉や麺とは違う食感が味わえる。

麺が肉やもやしに変わったことでこうも印象が変わるとは、まったくもって想像もしていなかった。

つけ肉のもう一つの特徴はスープがそんなに減らないことだろう。

麺と違って肉はスープを吸わないからか、運ばれてきた時からあまりスープが減ったという感じがしない。

むしろ肉を食べた後に麺も食べられるんじゃないかというくらいは残っている。

あわせてどうぞという感じで麺があったが、俺くらいの食べる量だと肉だけでも十分だ。

つけ肉がこれほどまでに魅力的な一杯とは思いもしていなかった。

ごちそうさんでした。

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  • まとめ

さて、今回は「舎鈴新宿西口店」を紹介したがいかがだっただろうか。

舎鈴ではお客が飽きることなく、それこそ毎日でも訪れて食べてもらいたいというのも思いのもと様々な工夫がされてきた。

舎鈴では定番から麺類の常識を覆す品まで取り揃えている。

あなたにとってのお気に入りの一杯となる品が見るかることだろう。

ぜひとも訪れていただいてその味を楽しんでみていただきたい。

 

【今回紹介した品】

つけ麺  630円

中華そば 490円

つけ肉  920円

 

舎鈴新宿西口店

・住所

東京都新宿区西新宿1-13-6

・営業時間

11:00〜23:00(L.O. 22:45)

 

(写真と文/鴉山翔一)

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