新宿の名店「どん底」で人生を振り返りスッキリする!

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新宿の名店「どん底」で人生を振り返りスッキリする!

新宿3丁目の「どん底」
キミはまだ行ったことがないの?

新宿に来たらぜひ寄って欲しい店なんだよね。昭和の雰囲気がプンプンするし、ロシア文学の香りもします。ちなみに、『どん底』はゴーリキーの戯曲の名前。

この店に来ると古き良き時代のことを思い出すんですよね。

1951年にオープンしたお店ですから、どんだけ歴史があるんだって感じです。三島由紀夫や金子光晴といった作家のほかに、黒沢明、十朱幸代、越路吹雪、吉行和子といった有名人たちも贔屓にしていたといいますからね。

それゆえ、この店にくると青春時代を思い出す人も多いんじゃないでしょうか?

今回は、この新宿の歴史ともいえる名店『どん底』で、昭和の時代へタイムスリップしてみたいと思います。

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出典:http://macaro-ni.jp/2610

 

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■人生のどん底で心を救われた名曲とは?

人生のどん底を経験したことがありますか?
な~んて聞いたらあなたはどう答えますか?

恐縮ですが私の人生のどん底は新宿に迷い込んだ1973年頃です。

なぜ覚えているかというと、丁度ビルボードでR&Bの
名曲・グラディス・ナイト&ピップスの「夜汽車よ!ジョージアへ」が全米NO1ソングとなり、震える思いでその曲を聴いた記憶があります。

人生のどん底にいた自分に最高の気持ちを味あわせてくれた一曲です。
コール&レスポンスで表現されるR&Bの名曲です。

「故郷ジョージアに、彼が夜汽車に乗って帰る。
都会で叶わなかった夢を捨てて、故郷に残してきた何かを見つけに帰ると言う。
その彼の世界に、私もいっぱいの愛を夜汽車に積んで旅立つ、いっぱいの愛を積んで、夜汽車に乗る。
彼のいないこの町でなく、彼が戻るその街へ夜汽車に乗って私は行かなくちゃ・・」

そんなせつなくて、胸がキュウンとなる名曲です。
機会があったら是非聞いてください。

英語の歌詞ははっきり理解したわけではありませんが
「夢破れ、夜汽車に乗ってジョージアに帰ろうとする彼、その傍らに彼を愛する彼女がいる」、そんな情景を描きながら聞いていました。

日本ではそれより2年早い1971年に、はしだのりひことクライマックスの「花嫁」が大ヒットしていました。

♪花嫁は夜汽車に乗って 嫁いでいくの
♪何もかも捨てた花嫁 夜汽車に乗って♪

曲想がとてもよく似ていますね。

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■歴史ある『どん底』の誕生秘話

新宿には思い出がたくさんあります。
私の夢のかけらがあちこちに散乱しています。
そして今も何か人生で困難なことにぶつかった時にフラッと立ち寄る街です。

特に新宿3丁目界隈は私が青春を過ごした街です。
夢と未来を託した街です。
新宿は私にとってそんな町であり、来るたびに
青春のピースを寄せ集めて青春を思い出し元気になれる町なのです。

新宿の「どん底」は、永きにわたって多くの人の人生を受け止めてきたお店です。

1951年の創業ですから私が新宿に迷い込むずっと前からここ・新宿区新宿3-10-2にあって、独特の雰囲気を醸し出していたのです。

そもそもこのお店は俳優を目指していたオーナーがマクシム・ゴーリキーの「どん底」の舞台に馬車屋役で出演、その一方で食べるために酒場を開こうと準備をしていました。

で、店名をどうしようと恩師に相談したところ、生半可な気持ちで商売ができるわけはない。これがあなたの最後の舞台になるかもしれないので「どん底」ではどうだとなり、酒場「どん底」が誕生したそうです。

その誕生の経緯からしてこのお店が当初演劇関係者のたまり場であったことは容易に想像されます。

当然のようにその関連の方々、多くの著名人がこのお店を訪れました。
そんなお店ですからファンも集い、時代とともに広く一般の方にも知られ、独特の雰囲気が醸成され今日に至っています。

下の写真は最近私が友人とでかけた時にパチリと撮った一枚です。

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Tomさん撮影のどん底の店内風景です。芸術家が集まりそうな雰囲気でした!

 

 

本当に久しぶりだったので私が知るどん底の雰囲気とは違っていました。

もっともネットなどでもダイニング・バー「どん底」という紹介が多く、黒沢明や三島由紀夫も天国で驚いているかもしれません。

おしゃれな時代の雰囲気がお料理に顕著に表現されていて、意外な雰囲気を楽しみました。

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創業当時はこんなボロ小屋だったそうです! マッチ1本で燃え上がりそうですね!

出典:http://macaro-ni.jp/2610

 

■昔繁盛していた兄弟店『やま小屋』とは?

「どん底にはスペイン店がありますが
実はすぐそばに兄弟店もあったのです」

何を隠そう!その名は「やま小屋」です

(写真は私のお宝です)

どん底で働いていた人が独立すれば同じような店ができても不思議ではありません。
当時はチェーン店が隆盛を誇る時代ではなく、のれん分けの時代です。

その辺の経緯ははっきりと知らないのですが「どん底」に勤めていたマスターがすぐ近くにオープンしたお店が居酒屋「やま小屋」です。

マスターは「やまちゃん」と呼ばれていてパワーにあふれ、とても商売上手な人でした。

「どん底」と違って、こちらは入り口こそ道路に面していましたが地下へ降りるとレジがあり、山小屋・ロッジ風の作りが目に入り、高低差を付けたベランダが突き出しているようなボックスと地下1Fカウンター、更に通路を下ると中2Fにもベランダ風のボックスがあり、地下3Fまで下ると地下カウンターとテーブル席がありました。

上から下までが吹き抜けとなっていましたから地下3Fで盛り上がる人がいると地下1Fも盛り上がり、上が盛り上がれば下も盛り上がるという一体感が魅力で、朝4時、5時までのノンストップ営業のお店でした。

写真がないのが残念ですが灰皿は我が家にあります(笑)
ディスクジョッキーと弾き語りが入っていてリクエストに応えてくれるサービス付きで飽きることのないとても楽しいお店でした。

オープン以来、繁盛に繁盛を重ね、一時は「どん底」を凌駕して一時代を築きましたが、再開発の波に押され立ち退きを余儀なくされて閉店。

2007年には「やま小屋」が再開したと騒がれましたがオーナーも変わり、現在すでに閉店してしまい「やま小屋」は歴史の幕を閉じてしまいました。

栄枯盛衰は世の習いとはいえ、時の過ぎ去る残酷さも新宿は感じさせてくれるのです。

やま小屋灰皿2

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■有名人には必ず貧乏自慢の話があることをご存知ですよね?

「両親が小さいころに離婚し、祖父母に育てられ、飢えて草やカマキリやコオロギを食べ、時には砂や土も口に入れ、石を舐め、銭湯代もないため風呂は洗濯機だった」

「幼少期は貧乏だったので、雨漏りがしてネズミが走り回るような築30年の古い家で、貧乏だったゆえに電気を止められ、病院にさえ行けず、両親はお金のことで大喧嘩、だから安心して暮らせるお金がほしい」

「母親が癌で亡くなり、父親がリストラされ、父親の解散!の一言で家族がバラバラになり、ホームレス中学生になった」

などといろいろな貧乏生活を芸能人が告白し、どっちが貧乏だったか競っている貧乏話。

同じ調子で「人生のどん底」を成功した経営者たちに伺ったら、全員売れなかった時代のことを話し、「どん底自慢」がはじまると思います。

貧乏もどん底も好きな人はいないと思いますから自慢話になるのはおかしな話なのですがそれが面白くてウケるのです。

では今度はあなたへの問題です。

次の4つの中からあなたの感じている人生のどん底を選んでください。

① 「経験したことがないからわからない!」
② 「経験しすぎてどれがどん底だかわからない!
③ 「いまがどん底です!」
④ 「どん底が深すぎて出口が見えません!」

「私は人生のどん底を知っている」
「私は人生のどん底を覗いた」
「私は人生のどん底にいる」
「私はどん底の下の地獄を経験した」と答えは更にエスカレートしていきそうです。

人生のどん底を経験したことのない人は、人の痛みや苦労がわからないものです。
人づき合いもうまくいきません。
可哀想な人たちです。

逆に、人生のどん底を経験した人は、幸せな人です。
そこから這い上がった人は、もっと幸せな人です。
ですから、もっと積極的に人生のどん底を経験してみましょう。
人の痛みのわかる人間になりましょう。
苦しんでいる人と共感できる人間になりましょう。

あ、その前に、新宿の名店『どん底』へ行ってみよう!

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・店名/どん底
・住所/新宿区新宿3-10-2
・電話/03-3354-7749
・営業時間/17時~0時30分
・定休日/無休
http://www.donzoko.co.jp/

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〈ライス&パスタ〉

洋風おにぎり(スープ付き) ¥750
*太巻きの中にウインナー、山ゴボウ、ゆかり
ドライカレー ¥850
林さんのライス ¥950
*牛肉とキャベツをソースで炒めたどん底オリジナルの人気者
サーモンとアボカドのお寿司 ¥850
ナポリタン ¥850
ぺペロンチーノ ¥850
バジリコのスパゲティ ¥850

〈どん底カクテル〉

ドンカクをなみなみ注いで
コップをまえにおくと
ふしょうぶしょうに
この世界はうごきだす

金子光晴の作品「ドンカクの唄」にも登場する当店オリジナルのカクテル。

グラス ¥650
ボトル(6杯分) ¥3,200
どん底カクテル黒 ¥650

 

(文・Tom)

Tomさんのプロフィールは謎に包まれておりまして、

文章からもわかる通り、

60歳を越えている人です。

ただ、声を使うお仕事を長年されていて、

「世界の司会者」と業界では言われているとか、いないとか・・・。

 

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コメント

  1. 花川孝司 より:

    三年前、徳島に帰ってきて、三十年以上通った日々が懐かしいです。オーナーが相川さんだった頃はほぼ毎日、どん底カクテルで美味たる酩酊を繰り返していました。今年こそは顔を見せに行くつもりです。

  2. Smithe958 より:

    I have to agree with your statement with this issue and bebdafbakekedefg

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