
様々な種類の景品が置かれているクレーンゲーム。
景品に合わせて様々な設定があるのは当然なのですが、もちろん私にも苦手なクレーンゲームはあります。
クレーンゲームの中にはちょっと特殊なものとして、アームが2本ではなく3本の者があります。
今回は通常のクレーンゲームとは少し異なるクレーンゲーム「三本爪のクレーンゲーム」について紹介していきましょう。
・「三本爪のクレーンゲーム機」とは
まずあまりゲームセンターに行かないという人であれば三本爪のクレーンゲーム機と聞いてもいまいち想像ができないでしょう。
そういった人のために今回は画像を用意させていただきました。
よくあるクレーンゲームのアームは左右だけですが、写真のように奥にアームが1本追加されて、合計でアームが3本になっています。
この見た目から、「三本爪」や「トリプルキャッチャー」とも呼ばれています。
個人的には「三本爪」の呼称のほうをよく使っています。
またこの三本爪は大きなタイプのものもあり、写真のものは「デカクレ」とも呼ばれています。
小さいタイプのものは通常のクレーンゲームの機械と違ってワイヤーでアームを下ろします。
大きいタイプのものも元々はワイヤーだったのですが、最近は通常のクレーンと同じような感じで下がるタイプが多くなってきています。
この3本爪で扱われる景品はどんなものが多いのかというと、小さな機械ではボールチェーンのついたぬいぐるみのようなものが多いです。
小さな箱に収まった景品なんかもあったりして、一時期はハンドスピナーなんかも景品になっていました。
そしてデカクレの景品はというと大きなぬいぐるみが景品になっています。
三本爪タイプのクレーンゲームと通常のクレーンゲームの違いは操作面にあります。
通常のクレーンゲームの場合は、
- 横移動のボタンを押して横の位置を決める
- 奥へ移動させて縦の位置を決める
- 自動的にアームが下りる
というようになっているのが多いです。
対して三本爪の場合、縦横の移動はレバーで行います。
このレバーは決められた時間まで自由に動かすことができるので、通常のクレーンゲームではできない「位置の修正」が可能です。
で、アームを下ろす位置が決まったらレバーの横にあるボタンを押してアームを下ろします。
このアームの下降は自動的に止まって景品をつかむのですが、もう一度押すとその時点でアームを閉じることができます。
ワイヤータイプの場合、一定時間はワイヤーが出っぱなしになるので、アームのつかむ位置がずれてしまったりします。
そういったことを避けたいときはこのボタンを使用します。
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・難易度はどうなのか
さて、この三本爪ですが、気になるところはその難易度でしょう。
正直なことを言うと、この三本爪はかなり難しい機械です。
理由としては主に2つ。
1つ目にアームが2本のクレーンゲーム機と取り方が変わってきます。
例えば、よくある橋渡しであれば基本的に景品の角度を変えて落とす、というのが多いので、景品を思い切り動かす、という事があまりありません。
また仮に動かすとなっても、その場合はアームのどちらかを寄せればいいので比較的動く方向は予想しやすいでしょう。
それが三本爪の場合だとどうなるのか。
三本爪タイプのクレーンゲームはアームが2本の場合と異なり、決められた落とし口まで運ばなければいけません。
中には手前側が落とし口として空いている機械もありますが、それでも難易度は高いです。
あとワイヤータイプの場合、アームが下りる時に回転します。
なので、その時のつかみ方によって景品の動き方が変わるどころか、うまくつかめるかも変わってきます。
そしてもうひとつ。
こちらに関しては正直お店がどこまで良心的か、というところになってくるのですがこのトリプルキャッチャーは「確立機」とも言われています。
確立機というのは「アシスト機能」とも呼ばれていて、いくら使ったかでアームの強さが変わります。
景品をがっちりとつかんで持ち上げることはできても、その途中で力のかかり具合が変わって、アームから景品が落ちてしまうのです。
こんな機能があるのにももちろん理由はあって、お店側の利益確保のために「大体いくらぐらいで取れるようにする」という設定ができるようになっている、と言われています。
いくら景品が小さいといえど、そうやすやすと取られたんじゃお店側も商売にはならないでしょうしね。
そんな三本爪のクレーンゲーム機ですが、もちろん取るための対策というものはあります。
それでは解説していきましょう。
・三本爪の取り方
では三本爪のクレーンゲームでの景品ゲットについて紹介していくとしましょう。
景品をつかむ位置ですが、どのように動かしたいかによって変わってきます。
というのも、ただ持ち上げただけでは景品が真下に落ちるだけだからです。
なので重心ではなく、重心から少しずれた位置を持つ必要があります。
そうすることによって、景品がアームからずれるように落ちるので、
つまり景品を落としながら移動させるというのがこの三本爪のクレーンゲームの基本となります。
基本的な戦略は大きさが変わっても変わりません。
そして更に打ち明けてしまうと、このぬいぐるみでチャレンジした時、アシスト機能が働いたのか、はたまた運良くアーム同士の間に景品が挟まったのか、この最初の1回でゲットできてしまいました。
なので、ここからの解説では景品が変わります。
景品を動かすとき、タグや人形の腕に引っ掛けるというのも有効です。
また、ワイヤータイプの機械であればこの重心からずれらした持ち方を活かして「景品を投げる」なんていう芸当も可能です。
やり方としては、重心から投げたい方向につかむ位置をややずらします。
この状態でワイヤーが巻かれると、当然のことながらアームが上がる時にアームそのものが振り子のように揺れます。
この揺れを使って景品を投げる、という理屈です。
うまくいくと、大幅に手数を減らすことができるどころか、そのままゲットという事もあります。
ただし先も述べたようにアームのかかり具合によってうまく投げられないどころか逆方向にいってしまう事もあるので、あまり過信してはいけません。
うまくいけばラッキー程度で考えておくといいでしょう。
そうしてじっくりと運んでいくと、最後の難関である落とし口のシールドが待っています。
このシールドを越えればそこでクリアになるのだが、このシールドを越えるのが想像以上に難しいです。
頭を掴んでそのまま落とそうにも、ワイヤータイプの場合は掴む箇所がずれやすいので、より落とすのが大変です。
そういう時はシールドの内側から掴んで落としてみましょう。
うまくいくと、そのまま景品をゲットできます。
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まとめ
経験上、三本爪のクレーンゲームの場合、景品の丸から遠いほど、そしてアームの開いた時の大きさに対して小さいほど難易度は上がります。
3本爪のクレーンゲームは通常のクレーンゲームと比べると難易度はだいぶ上がります。
何も考えずにやっていたりしていると財布の中の小銭があっという間に消えてしまう事でしょう。
そうならないようにするためには、店員さんとの協力が必要不可欠です。
迷ったりせず積極的に店員さんにアドバイスをもらったり、アシストをもらうようにしましょう。
(写真と文/鴉山翔一)
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