
新宿駅の近くには数多くのチケット屋があります。
あまり興味のない人にとってはこの手の店は単なる風景として流れていくだけでしょう。
しかしチケット屋はうまく利用すれば日々の小遣いの節約だけでなく、旅行の際などにも大いに活躍してくれるチケットが手に入る場所でもあるのです。
特にこれからの時期、学生さんは卒業旅行などを考えている人もいることでしょう。
そんな人にもチケット屋はおすすめです。
それでは紹介していきましょう。
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・チケット屋にはどんなものが売っているのか
あまり利用しない人にとってはチケット屋というと怪しい店といった印象を受けるかもしれません。
実際、転売目的でチケットを購入し高額で売りさばくいわゆる「ダフ屋」は違法行為です。
ではチケット屋はどうなのかというと基本的にそのチケットの額面以下で販売されています。
また取り扱われている品も様々です。
映画や劇場の前売り券から博物館美術館の入場券、JTBなどの商品券、Quoカードや図書カード、電車や新幹線の切符、さらには株主優待券なども取り扱われています。
・どのくらい安いの?
気になる値段ですが、ものによってまちまちです。
例えば電車の切符。
在来線であれば通常の運賃から10円ほど安いです。
「たったそれっぽっちか」と思うかもしれませんが、チケット屋の真価は新幹線や特急といった特殊な電車の切符にあります。
今回一人旅で沼津まで行くために静岡の三島までの切符を購入しました。
東京から三島までの新幹線の片道運賃は通常4000円です。ですがチケット屋では3650円で販売されていました。
つまり往復で700円分浮くことになります。
新幹線の切符は行き先によっては1000円近く安くなることもありますので、往復の交通費削減という意味ではかなり効果が大きいのではないでしょうか?
他の券はどうかというとやはりものによるというところはあります。
しかしイメージしやすいように言うとしたら、「どれだけその対象店舗があるか」というところで値段が変わるところはあります。
Quoカードや図書カードのように全国どこでも使えるようなものとなると値引き率はそんなに高くはありません。
しかし特定の店の商品券のようなものになったりすると、書かれている額面の8割ほどの値段で売られる傾向のようなものはあるようです。
・なぜ安く売ることができるのか?
本来の価格よりも安く販売しているのに、なぜ商売が成り立っているのか不思議に思う人もいるかもしれません。
その答えは先ほどの切符にも書いてあります。
切符の上のほうを見てください。
新幹線「回数券」と書いてあります。
そう。この切符は元々回数券だったのをばら売りしているんです。
東京三島間の回数券は6枚つづりで販売されています。
回数券になると通常の切符よりも1枚当たりの値段が安くなりますので、その部分でお店は利益を得ています。
さらに言ってしまうと、この回数券の適用範囲は東京都(都区内)と書かれています。
つまり東京23区のJRの乗車口からこの切符を利用することができます。
なのでJRを使って東京駅へ行くまでの交通費をこれで削減することもできるわけです。
・新宿駅周辺はチケット屋の宝庫
そんな財布にありがたいチケットショップ。
実は新宿駅の周辺にはたくさんあります。
まず東側で一番わかりやすいところにあるのはアルタ裏のところにあるアクセスチケットです。
ヤマダ電機の前という好立地にあるこの場所は連日多くの人が訪れます。
またこのお店には24時間営業をしている自動販売機があります。
人気のチケットやはがきがこの自販機でも販売されているので、急に出かける用ができたときなどには大いに助かすことでしょう。
西側はどうなのか?
大ガードを挟んで西側にある思い出横丁沿いは新宿駅のチケットショップが多く軒を連ねているエリアでもあります。
新宿の西側は都内でも有数のオフィス街があります。
仕事で商品券をもらった人が多く売りに来るからなのか、かなりの数の店がここに集まっています。
なので商品券の類はもちろん、株主優待券も様々なものがあります。
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まとめ
というわけで今回は新宿駅の周辺にあるチケット屋はどんな店なのかを紹介してきました。
いかがだったでしょうか。
チケット屋は商品券を持っている人、商品券を必要としている人両方にとても便利なお店です。
もしかしたら訪れた際にたまたま掘り出し物があったりすることもあります。
興味を持ったらぜひ一度覗いてみてください。