激動の昭和を感じる新宿のうたごえ喫茶「ともしび」で新しい自分を発見する!

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激動の昭和を感じる新宿のうたごえ喫茶「ともしび」で新しい自分を発見する!
キミは知らないかもしれないけど、昭和って、激動の時代だったんだよ。

キミのおじいちゃんか、おばあちゃんの世代の歴史だよね。

何と言っても、昭和の時代に、太平洋戦争があったからね。戦争が終わっても、日本人は大変な生活を強いられていたんだ。
食べるものもない、住む家もない、お腹をすかせた孤児たちが街にあふれていたんだよ。想像できるかい?
そんなころ、「うたごえ運動」というのが、全国各地に広がったんだよ。職場や学園や街角で合唱サークルを組織し、革命歌、労働歌、平和の歌、ロシア民謡などを歌ったんだ。
そして、その拠点となったのが「うたごえ喫茶」さ。

実は、いまでも、その「うたごえ喫茶」が残っているんだよ。
有名なのは、新宿の「ともしび」という「うたごえ喫茶」さ。

どうだい?
興味が湧いてきたかい?
今回は、いまでも賑わう新宿の「うたごえ喫茶/ともしび」を取材してきたから、ぜひとも読んでくれよ!

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うたごえ喫茶「ともしび」のステージはこんな感じ。生演奏で歌をうたうのだ!

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■そもそも「うたごえ喫茶」とは?

「ともしび」のドアの外から、お客様たちの歌が聞こえてくるよ。物凄い活気を感じるよ!
歌が聞こえてくるんだったら、普通のカラオケ店と変わらないじゃないかと思うだろ?

それが、大違いなんだ。

「うたごえ喫茶」というのは、生演奏なんだよ。ま、演奏といっても、アコーディオンやバイオリンやギターだけどね。

歌のリーダーを務める人がいてお客様全員が生伴奏で一緒に歌うんだ。そんな喫茶店だよ。びっくりだろ?

もちろん、喫茶店だから軽食や飲み物、そして会話も楽しむことができるよ。

歌われるのはロシア民謡から童謡、唱歌や反戦歌、もちろん歌謡曲までと幅広く、店ごとに歌集があったり、歌うことで連帯感を覚えることができるんだ。

「うたごえ喫茶」がどんなところか、少しはわかったかな?

やっぱり、それは行ってみるしかないよね。たぶん、キミの行ったことのない、まだ見ぬ世界だと思うよ。ホントは、古い世界なんだけど、キミにとっては新しい世界だよね。

新しい世界へ飛び込んでみるのって、冒険だろ?
そうだよ! キミにいま最も必要なものは、冒険さ!

海外の辺境の地へ行かなくても、貧乏旅行なんかしなくても、新宿へ行けば、新しい自分を発見できるかもしれないよ!

■「うたごえ喫茶」が生まれた歴史を学ぼう!

このうたごえ喫茶が生まれた歴史を尋ねると明治生まれの昭和の声楽家・関(せき) 鑑子(あきこ)さんの活躍が見逃せないよね。

東京音楽学校声楽家を出てソプラノ歌手になった彼女は新劇俳優と結婚し、大正時代にプロレタリア芸術運動に参加、昭和に入るとプロレタリア音楽家同盟に参画して初代委員長となったんだ。

そして、はじめたのが「うたごえ運動」
この「うたごえ運動」は、共産主義や社会民主主義を思想的な基盤にして、労働運動や学生運動と結びついて、全国各地に広まっていったんだよ。

1950年代から60年代が最盛期だね。

1954年(昭和29年)には3万人の大集会が開かれたんだ。スゴイだろ?
その運動の波に乗って誕生したのが、うたごえ喫茶「ともしび」や「カチューシャ」さ。
新宿には「ともしび」の他に「カチューシャ」という「歌声喫茶」があったんだね。
その後、この運動は政府の弾圧を受けて消滅していくんだよ。

関さんは、そして動乱の昭和を生き抜き、戦後を迎えると中央合唱団を創立して活動。お亡くなりになった1973年まで活動をつづけたんだね。

 

■新宿の「ともしび」はどんな歴史をたどったのか?

先にも述べたように、戦後の「うたごえ運動」という政治活動の拠点として「うたごえ喫茶」が生まれたわけだけど、他の側面もあったんだ。

それは、集団就職さ。
戦後間もないころ、都会に労働力が不足していたんだね。焼野原になった東京を復興させるためには、道路や地下鉄やビルを建てなきゃならなかったし、工場や会社もどんどん生まれていたんだ。

そこで、田舎の若者たちが新しい労働力として注目されたんだね。
農家の次男坊たちは「金の卵」と言われ、中学校を卒業すると、主要都市の工場や商店へ就職するために集団就職列車に乗って地方から都会へやって来たんだよ。

中学や高校を卒業したばっかりの、若者がふるさとを離れて都会にやってくるわけだ。そして、住み込みで働くんだ。寂しいよね。親元が恋しいよね。そんな孤独をまぎらわす、心のよりどころとなったのが「うたごえ喫茶」なんだよ。

お客同士が肩を組んで一緒に歌うわけだ。

そうすれば楽しいし、元気もでる。そして、「よし、明日も頑張るぞ!」となるんだね。

そんな役割をになって、1954年に「うたごえ喫茶ともしび」が誕生したんだ。

当時は漢字表記の「灯」で、西武新宿駅の前にあったんだよ。今回、その場所に行ってみたよ。

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あった、あった「灯ビル」が・・・。ここに「うたごえ喫茶ともしび」があったんだよね。

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ともしびビルになっているとは思わなかった。びっくり! 漢字の「灯」だけどね。

今回、快く取材に応じてくれた現「うたごえ喫茶ともしび」でステージリーダーを務める小川さん。
小川さんによると当時すぐ近くにもう一軒「灯」があったそうだよ。

東京だけでも20軒ほどの「うたごえ喫茶」があったというから、まあスゴイことだよ。

 

■「ともしび」では演劇活動も行われている

この店にはね。「オペレッタ劇団ともしび」という劇団があるんだよ。
「オペレッタ」とは、小さいオペラを意味する言葉で、セリフと踊りと音楽のある喜歌劇のことだよ。

1962年に「オペレッタ劇団ともしび」が、演劇人、詩人等の協力を受け発足。今では全国で年間400回以上の講演活動をし、生で演じ歌い演奏するアンサンブルが高い評価を受け厚労省中央福祉協議会特別推薦文化財の指定を受けているんだよ。

1969年には、やはりお店に集うお客様の協力により「通称・団」と呼ばれる「音楽文化集団ともしび」が結成されたんだよ。スゴイだろ?

「ひとりぼっちの青年をなくそう」のスローガンのもと、多くの青年たちに影響を与え、2009年には結成40周年をむかえ、現在120人の団員で活動しているというから、頼もしいよね。

その間、1966年には「あなたの街にも歌声喫茶を!」の思いが広がり、自主運営の「亀戸灯」が実現、更に吉祥寺店(後に立川に移転)、区役所通り店、現在の新宿店へと思いは受け継がれているんだね。

70年代には長野「ともしび」、仙台「バラライカ」、新宿「家路」、大阪「ともしび」が開店。
72年にはともしびの音楽文化運動に必要な経営面を支えるために株式会社ともしびとしてさらなる発展を目指しているんだ。

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90年代に入ると歌声の店をベースに、もっと多くの人にともしびを広げようと「ともしび音楽企画」が発足、イベントやフェステバルの企画制作、コンサートへの出演活動、CDなどの音楽出版も手掛けるようになっているんだよ。

このように現在のともしびは幅広い音楽活動と長い蓄積を持って人々の集う場所へと変化しているんだね。
要望があれば、どこへでも出かけていき、歌や音楽、演劇、落語、マジックショー等の舞台も作り上げ、皆様の企画や活動のお手伝いをしてくれるそうだ。

■人が集い唄う歌声にはパワーがあり、音楽はいつでも心を満たす

西武新宿駅前の「ともしび」が大きな思い出になっている人は多いんじゃないかなぁ。
隣のビルには音楽喫茶もあったのです。

 

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「灯」ビルの隣のビルはこちらです。今はビルも建て替えられてしまいましたが同じ階数の純喫茶「ミカド」がありました。純喫茶なのですが、24時間営業、午前中を除いて音楽DJがお客様のリクエストに応えてくれたのです。歌舞伎町という場所柄もあり、24時間営業のこの店は終電に乗り遅れた人や自由人が出入りし、コーヒー一杯で朝までDJのおしゃべりと音楽が楽しめたのです。

 

 

新宿「うたごえ喫茶ともしび」は場所こそ変わったけど、誕生した時代の思いとともに今も変わらずに生き続けているのが、ホントに涙が出るほど嬉しいよね。

カラオケの時代でも歌声に込められる思いにはパワーが増し、人々の心の灯であり続けているんだね。

 

 

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■JR新宿駅から「うたごえ喫茶ともしび」までの道順

 

これがお店のホームページの交通案内

「電車+徒歩 JR新宿駅東口 ABC MART 前のモア4番街(並木道)を北上、靖国通りに出て
右折20m右側。新宿駅東口から徒歩4分 (1F、ケンタッキーのビル6F)」

この案内通りに進み、撮影日時は土曜日の16時過ぎの時間帯でした。

この写真どこだかわかる?
新宿東口をでたところにあるABC-MART

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で、そのままカメラを左に振ると、この写真です。

 

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モア4番街のところは土曜日曜祭日だけ、こんな雰囲気になるのね。行ったことのないパリ、新宿らしくない、ここはパリ!?(笑)

多くの外人が席を占め、思い思いにひと時を過ごしている感じがいいですね。

新宿もやるじゃないの。まあ、平日は椅子や机がこれほどなく全く違う雰囲気です。

そしてこの通りを突き当りまで進んで右を見るとケンタッキーがあるビルがみえます。

 

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で、このビルの前まで進んで見るとこの写真になります。

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そしてエレベーターに乗って6Fへ行くと到着しました。ここが「うたごえ喫茶ともしび」です。

 

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6Fでエレベーターを降りた左の壁にある遠慮がちな小さな標示です。

実際はエレベーターを降りると目の前はガラス越しに店内が一望でき、活気ある店内の歌声が耳に届きます。

その写真を撮りたかったのですが、お客様の肖像権を尊重され許可をいただけず残念でした。

最もお店のホームページを見ると店内の雰囲気がわかりますのでご覧になってください。

 

(写真と文/Tom)

 

●料金

・歌声チャージ 800円 税込864円

●メニュー価格

・お昼のうたごえは1ドリンク付きで1600円(税込)
【おすすめ人気フードメニュー】

・ゴーヤチャンプル …700円
・コンニャクのみそ田楽 …500円
・いかのショウガ焼き …580円
・鶏の唐揚げ …630円
・ジャーマンポテト …650円

・ミックスナッツ …480円
・キスチョコ …480円
・チーズの盛り合わせ…950円
・枝豆 …400円
・なすの一本漬け …500円
・きゅうりの一本漬け …450円
・冷や奴 …400円
・いぶりがっこ …450円
・いぶりがっことクリームチーズ …550円
・ニシンの切り込み …400円
【ドリンクメニュー】

・ホットコーヒー …450円
・アイスコーヒー …480円
・紅茶(レモン/ミルク) …450円
・アイスティー(レモン/ミルク) …450円
・ホットゆずティー …450円
・ウーロン茶(アイス/ホット) …450円
・ミルク(アイス/ホット) …450円
・カルピス(アイス/ホット) …450円

・瓶ビール(大) …730円
・生ビール(大) …730円
・生ビール(中) …580円

・レモンハイ …450円
・カルピスハイ …450円
・ライムハイ …450円
・ウーロンハイ …450円
・梅酒サワーロック …450円

●ステージ

月・火曜日 PM5:00~10:30

水・木・金・土曜日 PM4:00~10:30

日曜日・祝日 PM4:00~9:30

お昼のうたごえ
毎週水・木・金・土曜日 PM1:30~3:50

・住所/東京都新宿区新宿3-20-6 FSビル6F
・電話/ 03-3341-0915
http://www.tomoshibi.co.jp/sinjyuku/

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コメント

  1. ペコ。 より:

    懐かしいなぁ〜。今から45年前。短大の寮の先輩と行き それからひとりでも行くほど私のワクワク感が止まらず喫茶へ。草加から来ていたロミオに会いたくて通いました。今どうしてるかな?

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